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復活
1


そういえば…
君は昔よく僕に突っ掛かってきてたよね…

今じゃ、それが嘘みたいに…
無いけど…。


でもそれが今じゃ本当に懐かしく思えてしまう…。
何だか、君と居れば居る程に噛み殺したくなくなるんだ…











「何だよ、雲雀…」


「………」


「………何とか言えよ……」


「恭弥……」


「はぁ?!」


「二人何だから、恭弥って呼びなよ。
じゃないと、僕は君と口聞かないから…。」











いきなり自分のアジトに呼び出した雲雀は獄寺に対してつれない態度を取る。
獄寺は呆れた様にため息を吐くと、頭をくしゃくしゃと掻きながらも雲雀の言い文を飲み込んだ。




「…ったく、へいへい…。
恭弥、何の用なんだよ?」


「まぁ、今回は許してあげるよ。
とりあえず僕の隣に来れば?」


「…あぁ、じゃあ…」







獄寺は渋々雲雀の隣に座った。
もう見慣れたはずの着物姿なのだが、やはり雲雀は似合い過ぎて綺麗だった。
少しそんな事を獄寺はぼーっと考えて居ると、雲雀のドアップに驚く。






「わぁっ!
な、何だよ!?
びっくりするじゃねぇか!!」


「クスッ。
僕と久しぶりに二人なのに何考えてたの?」


「いや、別に…」


「あ、そう…。
まぁ良いや…それより、これはい」



いきなり差し出された物にびっくりしながらも、それを見ると獄寺は更に目を見開いた。
それは深い緑の着物だった。




「な!何だよ、これ」


「君に着て欲しいって思ったから用意したんだよ。」


「いやいや…、何で?
って言うか俺が似合う訳ないじゃねぇか。」


「大丈夫だよ、僕が選んだ着物だし、着付けなら僕に任せて。」






雲雀はそう言いながら獄寺の服を脱がしだし、嫌がりながらもされるがまま獄寺は雲雀に着付けをされた。
獄寺の白い肌と銀髪の髪によく生えている、その着物は着替えながらも獄寺自身ビビっていた。












あきゅろす。
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