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復活
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君を追い掛けて、此処まで来たのに…。
君が見ているモノは僕じゃない。


どうして…?

  どうして僕じゃないの?



君が口にするのはいつも昔話。
それで…僕は満たされているとでも思ってる?


君のその眩しい笑顔がいつも僕を悩ませる。








「でな?スクアーロは俺に言ったんだ『ずっと友達だぜ?』って、だから俺も『当たり前だろ!』って言ってやったんだ」

「ふぅん、それで?
そんな事言う為にわざわざ応接室に来たの、貴方?」


「ふぅえっ?
なんか、いつもよりオーラー黒くねぇか?」


「……何の事?」






雲雀は何の連絡も無しに押しかけて来たディーノを睨むと、ディーノは苦笑いを浮かべたまま雲雀を見詰めた。
雲雀は仕事をしながらもディーノの惚気話(?)に耳を傾けては居たが、いい加減飽きて来て口走った言葉がアレだった。






「もう満足したでしょ?僕は貴方みたいに暇じゃないんだから、早く出てってよ。」


「相変わらずつめてぇよな、恭弥って…。
俺ってやっぱり来ちゃまずかったか?」





寂しそうな表情をしながら首を傾げるディーノに雲雀は眉間に皺を寄せつつ走らせていたペンを措く。
そしてため息を漏らすと椅子を後ろに引いてディーノが座っていたソファーに歩いて行くと、ディーノと向かい合わせになる様にディーノの前にしゃがみ込んだ。






「何でそんなマイナス思考な訳?
僕は邪魔何て一言も言ってないじゃない。
何で僕が怒ってるか解らないの?」


「へっ?
ってか恭弥…怒ってたのか?
ごめん…」


「……全く、貴方って人は…本当に馬鹿だよね?」


「ば、馬鹿ッ!?
俺は仮にも年上だぜ?
そんな事言うなよ。」








ディーノは雲雀が怒っている事自体に気付かなかったらしく、それに対しても雲雀は呆れてしまった。
雲雀は心でも“無自覚天然”と思っていた。










あきゅろす。
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