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復活
1



どれだけ君を愛しても愛し足りない
どれだけ君を思って居ても届かない
どれだけ君を抱いても満たされない




これは我が儘なのかい?
僕の望みはね…
君を噛み殺して傍に…
永久に居させる事……
でもそれは駄目…
それをしてしまえば…
君と会話も…
一人の時間も……


無くなってしまうから…。






でも…僕は君に気付いてほしいんだ…。
只、どれだけ君を愛しているかを……。















「綱吉。」


「はい?
どうかしましたか、雲雀さん。」


「こっちにおいで…」


「………?はい」





ソファーに座っていたツナは雲雀に呼ばれて応接室の1番前の雲雀の居る椅子へと移動した。
雲雀はツナが横に来たのを確認すると椅子を引いて体を横に向かせて足を叩く。






――ポンッポンッ
「ここに座りな。」

「えっ?!でも――」

「良いから。」




ギロリとツナを睨むと雲雀はツナの腕を引きツナを足の上へ乗せる。
ツナはあたふたしながらも雲雀に引っ張られて乗る。
二人は向き合う感じになると雲雀はギュッとツナを抱きしめてツナの胸板に顔を擦り寄せる。
それには少しびっくりしたツナだが、取り敢えず冷静に考えてにこりと笑みを零す。







「雲雀さんも…甘えたくなるんですね…。」


「そうだけど、何?
僕にこうされるの嫌な訳?」


「…いえいえ!!
違いますよ!
俺は嬉しいだけです!」

「嬉しい……?
そう……どうして?」


「…ん〜…?
言ってしまえば毎回俺が甘えてばっかだからたまには雲雀さんに甘えられたいかな〜って…」


「ふぅん…そうなんだ。」








あきゅろす。
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