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復活
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あぁ…
君を殺したいよ…


ねぇ…

どうしてそんなにあいつ(骸)が気になるの…


君との間に何があったのかなんて、知らない…。


君が離れないなら今すぐにでも…


君の首をへし折るのに……


これが…僕なりの愛し方だから……





ねぇ…
つなよし……























‐甘さ故に愛を渡す‐

















あれから、俺は一週間程骸を見ていない…。
会いたい、逢いたい…今すぐに、逢いたい………。
それが叶うわけないのに…。
只…心の中で願う…。



「はぁ…」


獄「十代目ッ、おはようございますッ!」


山「どうかしたのか、ツナ?
なんか元気ねぇのな?」


「あはは…おはよ、獄寺君、山本。
えっ?いやいや…そんな事ないよ…。」

獄「十代目、ほんとに顔色が悪いッスよ?
無理なさらないで下さい!」


山「確かにな。
ほんと、悩んでる事あんならいつでも相談にノるぜ?」


「あ、うん…ありがとう……ほんと、何にもないから…」




ギャーギャーと獄寺君と山本が言い争いをしている中、授業が始まる数分前だと言うのに放送がなる。
何の前触れもなく…。



―ガサッガサッ


雲「沢田綱吉、五分で応接室においで」


――ガタンッ


獄「十代目、行く必要ありませんよ!」

山「嫌なら行くなよ、ツナ」




獄寺君と山本は心配そうに俺を見つめて言ってくれた。
でも行かなきゃいけない。
別に好きだから行くとかそんなんじゃない。
行かなきゃこの二人まで巻き沿いになってしまうのが、嫌だった。
雲雀さんの言葉は絶対だから。




俺は只無理に笑顔を作って教室を出て行った。
廊下をかけて階段を降りて応接室に急いで向かう。
その時でさえも俺の頭の中は…骸しかいなかった…。



骸…骸…が助けてくれる気がした…。
あの後俺は抱き締められながら耳元で雲雀さんに言われた。
骸と全く同じ言葉を…その瞬間俺は骸の時以上のまた違う何か嫌な感情が芽生えた。
雲雀さんは…本気だと……本当に思った…。













あきゅろす。
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