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復活
1



愛してくれなくても良いよ…

僕は一人で生きていけるし…



別に君じゃなくても…


僕は他に沢山いるから…



だから…


もう10年前の事は…


忘れてあげるよ


ねぇ…
だから…


お願いだからもう入って来ないで……







気持チ二気付カナイデ


















「お久しぶりですね、雲雀」


「ワォ、何?
君も今日は休みな訳?」


「クフフ…えぇ、まぁ。」


「そ、じゃあね。」





雲雀は昔みたいに骸を見ても攻撃しない。
10年と言う月日はこんなにも人を変えてしまうものなのだろうか…。
骸はいつも以上につれない雲雀に多少面白味がなくなり、少し残念そうに肩を落とす。



しかし…骸はこれぐらいじゃへこたれなかった。
雲雀が扉に向かおうとすると、それを両手を広げて行く手を阻む。



それには雲雀でも―プツ―ときたのか、いきなりトンファーを取り出し骸に向ける。





「何、君…僕の前に立つなんて良い度胸してるね」


「クフフ、やはり雲雀はそうでなくてはなりませんね」


「くっ…」


まんまと骸のペースに乗らされて、雲雀は余計にムカついたのか、何も言わずにトンファーを振り落とす。
まぁ、骸も気がついていたみたいで、上手いこと交わす。
雲雀は舌打ちをして更に激しい攻撃をする。



それを上手く交わしていき骸は変な笑いと共に、話し出す。



「クフフ、相変わらずですね…昔と全く変わって等いない…。」


「……っるさい!
大体、君が逃げてばかりいるからでしょ!
いい加減、僕に噛み殺されれば?」




余りにも骸の言葉にムカついたのか、体は反射的に動き回る。
しかし中々骸には当たらない。
それが尚もムカつくのか、変に意地を張り更に攻撃は続く。


っと雲雀はバランスを崩す。
その隙を見て骸は三叉槍で雲雀に攻撃をいれた。
それは上手く雲雀の顔面に入り、雲雀はそのまま壁に背中を預ける形となった。



雲雀は“クッ”と歪んだ表情を見せた。
骸はそんな雲雀をみてニヤニヤと口元を緩ませながら、近づいていく。
雲雀自身立ち上がりたくても、後頭部が壁に強く当たり、まともに立てなかった。


それを良いことに骸は変な笑いをしながら、雲雀に近づいて髪の毛を持ち上げる。














あきゅろす。
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