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復活
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俺は今10年後の世界に居た・・・。
ランボのお陰で10年後バズーカをくらってしまい、まんまとこちらの世界に飛ばされたのだった。



そして・・・。




















骸「おやおや、そんなに怯えないで下さいよ、綱吉君」


雲「ワォ、それは君みたいな変態がいるから怯えるでしょ?」


骸「…黙ってくれますか、雲雀恭弥…」

雲「ふんっ。
君こそ黙れば?
ほら、綱吉?こっちにおいで。」





そう、俺は今何がなにやら訳の解らないままで、骸と雲雀さんの間に板挟み…な訳で…。
10年後の俺も苦労してるなーとか他人事みたいに言っちゃってる。
って言うか…



「……他人事じゃねぇぇぇ!!!

ちょ、な、なんなんだよ、一体!」



骸「別に。
只10年前の綱吉君に逢えて嬉しいだけですよ?」


雲「そうだよ。
骸と同じ考えは嫌だけど、僕もそうかな?」



「(ってか雲雀さん、貴方はいつから骸の事を呼び捨てで呼んでるのですか?)じゃ、なかった。
確か5分でしたよね?」




俺はよくよく言いながらも考えていると、5分等もう当の昔に済んでいる事に気がつく。
そんな俺の表情を見て二人とも顔を見合わせて、俺に言った。




骸「確かこの時は丸一日はこちらの世界に居ましたよ?」


雲「あぁ…確かに…居たね?」


「えっ?!ま、マジですか!!」



骸&雲「うん」


「そんな〜…」







俺は板挟みの真ん中でそのまま座り込んで、下をうつ向いたまま落ち込んだ。
今日は京子ちゃんと約束してたから、凄くショックだった。


俺は座り込んだまま深くため息を吐いた。
もう何も考えたくない。
きっと今ごろ10年後の俺は幸せにひたっているに違いないだろう。




「はぁ〜…」


骸「まぁまぁ、そんなに落ち込まなくても大丈夫ですよ」


雲「そうだよ、綱吉
たかが一日じゃない」





俺にとっては[たかが一日]がどれ程なモノか何て、自分で理解はしている。
二人にはわからないだろうけど…。
俺は再びため息を深く吐き、立ち上がると部屋に有ったソファーに座るため、二人の間から抜け出した。














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