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復活
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―大好き
獄寺君…大好きだよ…
ずっと…


側に………―――














「獄寺く〜んッ!」


「10代目ッ!
おはようございます!」


「うん、おはよう!
じゃあ、何処に行こっか…」


「そうですね……」






今日は久しぶりのデートのはず…にも関わらず獄寺は何処と無く暗い表情を見せていた。
そんな獄寺に綱吉は首を傾げつつも、獄寺を除き込む様に見つめた。



獄寺自身も急に除き込まれて“わぁっ…”と後ろに倒れそうになる。
綱吉はそんな獄寺をまた不思議に思い、思いきって聞いて見る事にした。







「獄寺君、何か今日変じゃない…?」


「そ、そんな事有りませんよ、10代目!俺はいつもと変わりないッス!」


「ほんとに……?」


「はいッ!」


「そっか…まぁ…なら良いんだけど…」







獄寺はにっこりと綱吉を安心させるかの様に笑顔を作った。綱吉はその笑顔に多少の不信感を残しつつも、“まぁ、良いや”っと心の内で呟いていた。








暫く歩いて丁度並盛中学の近くにある大きな公園に差し掛かった。
その時獄寺は足を止めて、綱吉にはばれない様に作り笑いを浮かべて、公園を指指しながら言った。





「10代目、公園…寄りませんか?」


「…?え、あ…うん……良いけど」


「いきなりすみません」


「うぅん…。
只何かやっぱりおかしいよね…今日の獄寺君……」


「えっ?いやいや…そんな事ないッスよ。」







綱吉は先程から訳の解らない行動ばかりをする獄寺を不思議に思っていた。
けれど、“まぁ、たまには…”等と頭で思い、綱吉は獄寺と一緒に公園の中へ入っていった。




優しい風が頬を掠めて、木々が静かに揺れる。
まるで…歌でも歌っているかの様に…。
公園には珍しく誰も居らず居るのは獄寺と綱吉だけだった…。
綱吉は風を肌で感じつつも少し前を歩いている、獄寺を後ろから見つめていた。









あきゅろす。
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