復活
1
好きすぎでどうしようもねぇ…
だって仕方ないじゃん？
俺はあいつ無しじゃ生きていけねぇし…
何の為に毎回日本まで足…運んでると思ってる？
でもよ…
あいつは全然俺の気持ちに…
答えてはくれねぇ…。
何で…なんだろう……。
今日も俺は日本に居る…。
それは…あいつに会う為に…。
此処はあいつが…そう、雲雀恭弥と言う最強の奴が通ってる中学、並盛中学…。
まだ生徒は授業中みたいで、誰も居ない。
がら空きな校舎内…。
俺はひたすら真っ直ぐに廊下を歩いて行く。
目的は…そう、応接室だ。
此処には絶対に……ではないけれど恭弥がいる。
――ガラガラ…
「おっす、恭弥」
「………ん、何だ、貴方か…」
「相変わらずつれねぇな…」
「何、一体…。
僕の眠りを邪魔したんだから、この責任は大きいよ…」
「…あ、あぁ、解ってる…」
恭弥は眠っていたらしく、それを俺が起こしてしまったらしい…。
大分ご機嫌が良くない様だった。
とりあえず俺は苦笑いを浮かべつつも、恭弥とは反対のソファーに腰を下ろす事にした。
すると、明らかに嫌そうに眉間に皺を寄せる恭弥の、顔が目に入った。
恭弥は体制を立て直し、体を起こして座る。
只、無言に…。
俺は何を恭弥に話して良いのか解らずに、言葉を探していた。
けれど、良い言葉が見つからずに、沈黙が俺たちを包んでいた。
暫くすると、恭弥が口を開く。
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