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復活
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―クスクス…


ねぇ、獄寺君は…この手をずっと繋いでてくれる?



―も、もちろんですッ!10代目の為ならば!



―何でそうなるかな?
そうじゃなくて…ずっと俺の傍に居てくれるんだろ?



―アハ、アハハ…。
えぇ、俺はずっと貴方の傍に居ますよ…


―クスッ…
はい、じゃあ約束だよ、獄寺君



―えっ?!////



―ほぉら、小指出して!



―はい…



―よし、指切りげんまん嘘付いたら針千本飲〜ます♪指切った♪



―??



――これは日本のおまじないみたいなモノだよ。


―そ、そうなんスか!?
解りましたッ!約束するッス!



―うん!



















――10年後










此所はボンゴレ本部の屋敷だ。
廊下を物凄いスピードでかけて行く、ボンゴレの嵐の守護者。
その目的地は直ぐ側だった。
勢いが余って扉が壁に当たり、―バンッ―と凄い音が部屋に響く。





早く走って来たのだろう…。
額には汗が出ていて、息は荒い。
“ハァハァ…”と息を整えスーツを着直し、額の汗を袖口で拭いながら前へ歩いて行く。
もう他の守護者達は既に集まっていた。



皆の集まりを掻き分けてベットへ向かう。
眠ったままの自分の主を見つめた。









「10代目………。
そんな…本当に…」


山「あぁ…」


雲「君が来る直ぐ前にね…」


骸「……」


ラン「……ヒクッ…ボ、ン…ゴ…レ、な、んで……ヒック………」


了「沢田……」





「……嘘、だろ…」

山「嘘だったらお前に―急遽戻れ―何て言わねぇよ」


「…ッ。
じゃ、本当何だな…。
何で、何で守らなかったんだよ!?
なぁ?何で…………10代目…」


リボ「仕方無かったんだぞ…。
アレは守るとかのレベルじゃねぇ…」






みんな俯いたままで、そんな中奥に居たリボーンが帽子を深く被り出てきた。
獄寺は悔しい反面悲しみも有った。
リボーンの言葉に下を向いていた獄寺は目を合わす様に見つめた。



只、ベットに眠った様に横たわる主人を横目に。
悪い事は解っているが、今はリボーンの言葉を聞く方が大事だと獄寺自身が判断した。











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