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復活
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ごめんなさい…

…ごめんなさい

迷惑れすよね…


二人の関係を気づいてて…


俺…



柿ピー傷付けて…



む、骸さんの…

邪魔して…

ごめんなさい…





















「ごめん、犬……」

「何れ…何れ柿ピーが謝るんらよ…」

「いや…。
骸様を…好きになって…ほんとに…ごめん…」


「えっ?」







突然泣き出した。
っと言うより千種自身気づいていない。千種の頬に伝う涙…。
犬は焦る。
泣きたいのは…犬のはずが、何故千種なのかと…。



余りにも突然すぎて犬はどうする事も、出来ずに只…呆然と千種を見ていた。
千種と骸が付き合っていたのは最近気が付いた事。
犬はそれを気づいていない不利をしていた。







「犬も辛いのは解ってる…」


「Σ!?」


「でも…俺も骸様が好き何だ。」









解ってる…痛いほど。
千種の気持ちにも気づいてる。
でも犬は骸に対する気持ちを諦める等出来なかった。
好きなモノは好き…そう…あの時から…




「何れ…謝るんらよ…アハハ、アハ…。お、俺は気にしてないよ」


「でもさ…犬を見てると解るんだ…。
解りたくなくても…」


「Σえっ?そうなの?」


「…うん」






―コクリ―と頷くと千種は眼鏡を曇らせる。
犬はそんな千種を見たかった訳ではない。
犬は犬なりに…千種は千種なりに…傷ついていたのだから。
それでも犬の中では何故か何処かでは色々とマイナスに考えていた。
考えながらも一番は“俺は居ちゃいけない…”そう思っていた。
きっと口に出して言えば千種も怒るに違いないだろ。
だから仕方なく言わなかった。
寧ろ言えば何かが崩れてしまう様な感じがしたから…。








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