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FinalFantasyT
15.土のカオス・リッチを倒しに…………………―新たなる戦い―


『―で、これらの事を要約するとアースの洞窟最新部にこの事件の首謀者であるリッチが居る。しかし最深部に入るためには、巨人の洞窟最深部の賢者の洞窟から何かを持ってこないといけない。だがしかし。その賢者の洞窟に入るためにはバンパイアが持っているスタールビーを手に入れないといけないと…………………』


「あんまり纏まってないわね」


「要はバンパイアを倒しにいけばいいんだろ?簡単じゃないか!」


「でもその後いったり来たりだね」


「危険なモンスターも多いらしい。行く前に装備を整えておかないと…………………」


『じゃあまずはバンパイア討伐からだな!よしっ、準備を整えたら直ぐに出発だ!』


アースの洞窟B2―


『着いたっ、ここで間違いないな?』


「えぇそのようね。居るわ、彼処に…………………」


「なんか………数、多くない?」


確かにサルテの言う通りそこに居るバンパイアの数は異常なほど多かった。
その数。ざっと9体。


『これ、新手のいじめかなんかですか?』


「数が多くとも倒すしかあるまい。そうしなければ先に進めないのだから…………………」


『そ、そりゃそうだけどさ………。ええぃ仕方ないっこうなったら当たって砕けろだ!』


「砕けないようにね………」


そんな会話をしながら、着実にバンパイアを倒していった一行は最後の一匹を倒しスタールビーをゲットしたのだった。


『うわー、ホントに星形のルビーだ。めっずらしー』


アースの洞窟をでて巨人の洞窟に向かう途中、優羅はスタールビーを眺めながらそんなことを呟いた。


「私たちも見たことないわ。そうでしょ?」


「確かにね」


「俺も見たことないな」


『売ったらいくらになるんだろ』


「売るな」


『売るわけないだろ』


そんな、会話をしているといつの間にか目の前には巨人の洞窟。


見た目は他の洞窟と代わりない。
しかし、気を緩めることがないように優羅は一度大きく咳払いをした。


『よしっ、行こう!』


一行はその掛け声を合図に洞窟の中へ入っていくのだった…………………


巨人の洞窟内部―


『ハアアァッ!うらっ!メテオっ!』


ドドドドドッ!


「無理はするな!」


『ヘーキヘーキ!』


次々と現れるモンスターたちを剣で切り裂き魔法で蹴散らす。


その姿に一行は感嘆の声しかでなかった。


「だいぶ魔法も慣れてきたわね。というか完全に追い越されてるわ」


『いや、そんなんでもないさ。まだまだ修行しないと』


「そんなことないよっ、僕が教えて欲しいくらいだもの」


『そうなったらもっと精進しないと!』


「三人とも!集中して敵を倒さないとやられるぞ!」


「俺の方に集まってきてるから誰かこっちに寄越してくれ」


『アイアイサー。リース、サルテここ頼む!』


「いーよ」


「気を付けてね」


そんな会話をしながらモンスターとの戦いをやってのける五人はさすが光の戦士と言えるのかもしれない…………………


『あんまりここの奴等は強くないな。アースの洞窟の方が手強かった』


「そうね。アースの洞窟に行ったお陰かしら?」


「それもあるけど、一番は優羅のお陰だろうね」


『私がか?』


「確かに、優羅は最近目に見えて強くなっている。私も驚いた」


「おー。そう言えばそうだな」


『そんなに強くなってるか?只突っ込んでるだけに感じるけど』


「確かに、突っ込んではいるわね……………」


「でも強いからね」


「全部蹴散らしてるからな」


『なんか暴走突撃マシーンみたいな言い方されてる気がするんだけど………………… 』


「…………………あながち間違ってはいないな」


『ウォーリアひどっ!』


そんな会話をしながら一行は巨人の洞窟最深部の賢者の洞窟に入った。


『ここらでアイテムを…………………って、アイテムらしいの一つもないが』


「確かに、どこかに隠されているんじゃないかしら」


「でも何処に?」


『案外「灯台もと暗し」って言うし、スタールビーがそのアイテムだったりして………』


ズズズズズズ…………………


そう言ってスタールビーを取り出すといきなり地面から宝箱が出てきた。


しかもあまりに意味深な登場の仕方に一行はどんな重要な物が入っているのかと緊張が走る。


『あ、開けてみるぞ…………………』


ギギギ…………………


「…………………え?」


「な、何これ鈴?」


「いや、鈴の形のモニュメント?」


「てか、これ石じゃね?」


『うん。只の石だ…』


そこに入っていたのは鈴の形の石。
特に使うあてもなさそうなものだった……………


『取り敢えず………持っていくか』


優羅はそう言って石をポケットに入れると四人に「帰ろう?」と促した。


そして一行はもと来た道を戻っていく………


「いつ話しかけられるだろうか………」


なーんて呟いている賢者を思いっきりスルーして…………………




その後アースの洞窟の奥に入れなかった一行がもう一度戻ってアイテムを貰いましたとさ。


続く…………………


______
あとがき

長いですね。まだリッチの元にたどり着いていませんよ…………………

後、ゲーム未プレイなので町の人の台詞とか知らないんですよ。

アイテムが何なのか分かんないし。

まぁそれでも進めていきます!

妄想200%で!



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あきゅろす。
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