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FinalFantasyT
5.カオスの神殿へ…………………

翌日、装備を整えた5人(これから光の一行と呼ぶことにする)はカオスの神殿に向かうためコーネリア平原を歩いていた。


『皆はさ、どうしてクリスタルを…………って記憶ないんだっけ?』


「アチャー」と軽く額を叩いてそう言った優羅にサルテはとんでもないことを言った。


「ウォーリア意外は全員過去の記憶があるけど?」


 なんと!それは真ですか!


言葉には出さなかったが、あからさまな態度で分かったのであろうウォーリアが困ったように頭をかいた。


「私はね。プラボカでお医者様のお手伝いをしていたの」


「俺は各地を回って修行していた」


「ぼくはルフェインて都市があった遺跡の村で暮らしてた」


『ホー。そうなのか』


 知られざる裏話発見!!


「優羅は……どこから来たの?私たち気になるわ」


「確かに」


「うん。知りたい!」


「…………………。」


口々に知りたいと言う三人に優羅は少したじろいた。
助けを求めるつもりでウォーリアを見たが………………………
ウォーリアも言葉を発せずとも「知りたい」と目で物語っていた…………………。


 に、逃げられねぇ!!!ああああどうする?こう言うときは、えーと……あーくそ!思い付かないっ!
…………………こうなったら。覚悟するしかないか。


『わ、私は……』


「私は?」


『私は…………………』


『皆が住んだことない所……かな』


 我ながら随分曖昧な答えだなおいっ!
というか覚悟したんじゃないのかよっ!
全然答えになってねぇよ!!!


「それ答えになってないわ……」


『ごめん…………………』


そう言ってうつ向く優羅にサルテは慌てたように言葉を付け足した。


「もし、言いたくないなら言わなくても……」


『ん〜。言えなくはないけどなぁ。いっても信じてくれるか?』

その意味深な発言に四人は息を飲む


「な、何か重大な秘密を持っているとか?」


『…………………い、異世界から来た』


「異世界?」


その言葉に口を開いたのはウォーリアだった。


『あぁ。異世界』


「どんな所なのかしら?」


『あー、どんな所かって言うと……………あっ!』


「なっ、何?!」


『カオスの神殿…………………』


「「「「 あ 」」」」


随分と話し込んでいたのか、目の前には大きく所とごろ崩れた建物がたたずんでいた。


「ここが…………………」


ウォーリアはそう言って建物を見た。
他の四人もならってカオスの神殿を見る……


『…………………行こう』


先に一歩出たのは優羅だった。
そしてそれに続くように他の四人も入っていく。



物語はまだ序盤。


本当の真実を知るのはまだ先…………………。



続く…………………



_______________
あとがき


なにやら意味深な終わり方で終わってしまった…………………。

一応、ヒロインが今のところどんな存在なのかは謎にしておきましょうかね。

ウォーリアくんとヒロインの関係も面白い展開できないように頑張るぜ!

それでは☆⌒(*^∇゜)v








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あきゅろす。
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