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宵闇に曙光を
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「目が笑ってない…?」



あ、やべ。
初対面の人に喧嘩売ったかも…。



「今のは…」
「特待の外部生が来るってきいたからどんかヤツかと思ったけど。

期待を裏切らない性格だね」



フェロモンMAXの笑顔を向けられ一歩後退る。
今のが多分この美少年の本当の笑顔だろう。
威力が半端じゃない。



「僕はこの学校の副会長を務めてる2年の柳瀬薫、君は?」



この美少年は先輩らしい。



「相坂る…リュウキです」



危うく“ルキ”って言うところだった。



「リュウキねぇ。
…気に入った、僕のことは薫って呼んで」



ニコッと笑う薫先輩はなにやら嬉しそうだ。



「ってことで理事長室まで案内してあげるよリュウキ」



これがこの学校のテンションなのだろうか。
私は先輩と繋いでいる手を見て思った。















「ここが理事長室だよ。
僕は仕事があるから戻るけどまたあとでね」



そう言って薫先輩は去って行った。
静かになった廊下で一人理事長室の扉を見つめる。





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あきゅろす。
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