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宵闇に曙光を
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あれから半年、私は高校生になる。
あんまり会わなかった母や父の勧めで私は全寮制の学校に行くことにした。
これなら親がいなくても安心だって。
母方の親戚で全寮制の学校で理事長をしている人がいるらしい。
けど…。



「───学ラン…?」



母が制服として渡してきたのはパンフレットに書いてあった女子の制服ではなく学校指定の白い学ランだった。
学ランが白い…流石私立!…じゃなくて何で学ランが私の手にあるの!?
私の家は一人っ子だ。
…女しかいないはず。



「瑠樹ちゃんの学校の制服よ」



年相応ではなく幼い感じの童顔の母は笑顔で言う。
おいおい…素で学ランですか。



「なんか秀ちゃんに聞いたら黎明学園は元男子校だったらしくて4年前から共学になったんだけど山奥で元男子校の金持ち学校だからか女子の志望の子が今まで来なかったんだって」



秀ちゃんとは母の弟にあたる人で私が通うことになる黎明学園の理事長だ。
ってか…も、元男子校?!





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あきゅろす。
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