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宵闇に曙光を
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バレたくない。
ごめん。



「ごめんね凌馬…」



寝ている彼の黄色い髪を撫で、お腹の上に一つ松茸を置いてその場を去った。
私は理事長室に仕方なく行き地図をもらって今無事に学生寮の前に立っている。



「夜だからって寮にライトアップ…?」



真っ暗なはずの外。
だが学生寮の周りは必要性のない程の量の灯りが点いている。
しかもクリスマスのようにカラフル。
男しかいないのにイルミネーションとか…。
若干引き気味。



中はもっと凄かった。
当たり前に赤い高級絨毯。
大理石の床。
何かの石像やら肖像画。
灯りは外と違いおとなしめの明るさだ。



…ホテル?
何で学生寮に受付嬢がいそうなフロントがあるの!?…一泊いくら?って訊きたくなるよ。
フロントらしきカウンターの後ろにある部屋を見ると『寮官室』と書いてあった。





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あきゅろす。
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