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宵闇に曙光を
6



『ルー、オレに喧嘩教えて』
『ルー、オレに喧嘩教えて』




甘えん坊で



『幸助とルーって実際どっちが強いの?』
『幸助とルーって実際どっちが強いの?』




喧嘩が大好きで



『オレを、一人にしないで…』
『オレを、一人にしないで…』




本当は寂しがりやな弟みたいな存在。
幸助の浮気に堪えきれなくて私はそんな彼を裏切った。
この半年間、何度



『凌馬が寂しがるよ…?』
『凌馬が寂しがるよ…?』




という私を引き留めようとした翔貴の言葉に悩まされたことだろうか。
今目の前にいる彼は、私を恨んでいるだろう。
離さないで、いなくならないでと言っていた彼を、何も言わず去って行った私を憎んでいるだろう。
それぐらいのことを私はした。
だから私はこの場を去らなければならない。
寝ている今、起きる前に去らなければ。
目を覚ました彼に訊くくらいなら自分で探した方がいい。
例え今度は森じゃなくて砂漠だとしても、ここで『紅蓮』のメンバーに会うわけにいかないんだ。





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