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宵闇に曙光を
3



ホント意味わかんない!
何のために伊達眼鏡着けて男子フリしに来たんだと思ってんの!
新しくやり直すためでしょ!
ルキじやなくリュウキになったのに、学校通う前に死んでたまるかー!!!



スピードを落とし丈夫そうな大木に向かっていく。
木にぶつかる寸前に木から避けると後ろで勢いよくぶつかる音がした。
振り向くと私を追いかけていた熊が地面にひっくり返っている。
か…勝った。
私の二倍ぐらいある熊に近くにあった太い蘿でぐるぐる巻きにする。



「…よし、今日の夕飯にしよう」



ぐるぐる巻きの熊の蘿を首輪のリードのように引っ張りながら私は山を下り始める。
人間やればなんでもできるものだ。
いまだ気絶したままの熊を見ながら思った。















…そろそろ疲れたな。
結構下った方だが見渡す限り木しかない。
それに自分より大きい熊を引っ張ってる分大変なのだ。





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