本日快晴
本日快晴
本日は快晴
絶好のお祭り日和
それはいいんです。
問題は
大問題は、
何で俺がこんな色鮮やかな、絵でしか見たことのないような、『女の子なら』一度は着てみたいかな?と思う、そう、十二単とやらを着てこんな所(高校の体育館舞台袖)に居るんですか?
神様、教えてください。
「やあ!」
「…………」
「いやぁ困ったよ。なぜか奥様方が僕を見た途端ヨ○様と言ってプレゼントを渡してきたから、人違いで僕は藍染惣右介だと言ったらソウ様と呼ばれてしまったよ」
神様とは言いました。
確かに言いましたけど、
「アンタを呼んでねぇよ!」
神様だと認めてないですから!
「あ、そうだ。さっき僕に尋ねたことだけど」
「話を聞けよ!」
無視?!
こんな都合のいいことだけ無視?
しかも神様=自分?
俺はアンタに尋ねたつもりはねぇ!
「一護君はかぐや姫を演じるんだよ」
「……嘘だって言ってください」
「本当だよ」
時に真実とは無情なものだ…。
いやいやいやいや、俺はまだ悟りの域に入るには若いですから!
「だいたい何で俺?!普通女子だろ?」
「どうしたの黒崎く……ご、ごめんなさい!」
「は?ちょ、井上?」
「3○の途中だったなんて、あ、私見てませんからごゆっくり!」
3○って何だよ!!
…………
「いっちゃんvV」
後ろに狐の背後霊がいやがった!!え、なに?なんでこいつらって気配消してんの?って、俺ピンチ?
もしかしなくてもピンチ?
「こらこら、一護君の着物が乱れるじゃないか」
「すんませんなぁ。いっちゃんが綺麗やったからつい」
この着物重いです。
空気じゃなくてこの着物が重いんです!(自己暗示中)
「一護君が綺麗なのはいつものことじゃないか」
「そりゃあそうやけど、普段はこんなの着てくれへんし」
普段からこんなの着てられっかよ!
「……まあ、そうだね」
「せやろ?」
ああ重たいなぁ…昔の女の人って実は筋肉質?あはははは…
「かぐや姫は天に帰ったんだよね?」
「そうですよ」
………なんか展開がやばいです。
なんで誰も来てくれないんだ?いつもは来んなって言っても来る癖に!
「あ、君にまとわり付く害虫には部下を送っといたから」
心をよむくらいなら嫌がっていることにも気付け!
この似非眼鏡!変態腹黒狸!
「ふふふ…」
イヤァァァッ!
その微笑み怖っ!
本性知ったらその微笑みめっちゃ怖い!
本当に誰でもいいから助けて!神様仏様死神様!
「どうしたんだい?」
「どないしたん?」
「てめぇらじゃねえぇぇっ!!!!」
本日は快晴
ところにより
誘拐犯
「俺に近づくんじゃねぇ!」
色々あって、人間(死神)不信になりました。
END
後書き
夢の中で一護♂がかぐや姫になってたんです…
最後に藍染様に掠われていったんです!(逃)
2006/2/15
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