SS トイレ ☆炎真視点 注意)スカトロ表現あり ツナくん変態さん 「あ、トイレ寄るから…」 それは、理科の移動教室の為に、ツナくん、獄寺くん、山本くんとボクの四人で廊下を歩いている時のコト。 通り掛かった男子トイレを指差して、三人に先に行ってと促すハズが… 「あ、じゃあ俺も。二人は先行ってて」 と、ツナくんも一緒にトイレに寄るコトになった。 とりあえず、獄寺くんと山本くんは先に理科室へと向かい、ボクとツナくんは男子トイレへと入った。 水色のタイルの壁に備え付けられた、小便用の便器。 タイルの壁は、便器の高さに棚のような段差があって、ボクはいつものように便器の前に立って、手にしていた理科の教科書とノートや筆入れをそこに置いた。 そしてふと、妙な視線を感じて横を見た。 誰もいなかった。 一緒に入って来たハズの、ツナくんも… って、そんなハズは無くて、ボクが視線を下に向けると、茶色い髪の毛が見えた。 「ツナ…くん…何してるの?」 ボクの隣には、膝に教科書などを乗せてしゃがみ込み、こちらを見上げている笑顔のツナくんがいた。 「ん?俺のコトは気にしなくて良いから、しちゃいなよ、炎真」 ボクを見上げながら、そう爽やかに言い放つツナくん。 え…いや…そんな…の… ……………無理です。 そこにいたら、跳ねたオシッコかかっちゃうよ…とか、ツナくんはしないの?…とか、気になるコトは幾つかあって、その中でも… しゃがみ込んだツナくんの顔の位置は、丁度、ボクの股間の位置で… 「あの…ツナくん…」 何度かツナくんと連れションはしたけれど、こんなに露骨に開帳を待たれるのは初めてで、正直、どうしたら良いのかわからない…。 微妙に込み上げる尿意は、じわじわと危機迫るものに変わり始めていたが、期待に満ち満ちた目差しの前では、ズボンのファスナーを下ろすのが何だか怖くなっていた。 そんな戸惑いの極地にいるボクに、それまで楽しそうに笑い掛けていたツナくんが、急に笑みを消して立ち上がるから、ボクは思わずビクッと身体を震わせた。 立ち上がるとツナくんは、棚に置いてあったボクの教科書等を自分の分と一纏めに小脇へと抱え、ボクの腕を掴むとズンズンと無言で歩き始めた。 小便用便器とは反対側の、個室トイレへと… 「えっ…あっの…ツナくん???」 状況が飲み込めなくて、引っ張られるままにツナくんに個室へと連れ込まれた。 でも、ツナくんが洋式トイレの水タンクの上にボク達の教科書を置くのを見て、なんとなくこのまま入るのはマズイ気がして、まだ閉められていない扉から腕を振り払って出ようとしたところで、後ろから口を塞がれ、ツナくんに抱き締められるようにして個室の中へと引き戻された。 「ン――――ッ!」 ツナくんの後ろで、個室の戸が閉まったのと、トイレの中に数人の男子生徒が入って来るのはほぼ同時だった。 「シィー…」 「ぅン…」 ツナくんがボクの口を手で塞いだまま、耳元に唇を寄せる。 戸を挟んだボク達の背後で、複数の男子生徒が楽しげに話すなか、衣擦れの音の後に続いて、ジョロジョロと水音がして――… 「…ふっ―――ッ!!」 その水音で、我慢していたボクの尿意がまた迫り上がってくる。 流石に、手で押さえるコトはしなかったものの、両足でもじもじと懸命に尿意をどうにか誤魔化していれば、グッと、ベルトに負荷が掛かった。 見れば、ツナくんの片手が、ボクのベルトを掴んでいた。 「――ッン!?」 「シィー…暴れない…」 吐息混じりに、ツナくんが耳元でそう囁いて、カチャカチャと器用に片手でボクのベルトを外していく。 「ン…ふっ…!?」 ベルトにボタンを外され、ファスナーの金具に手を掛けられて、慌てて両手で止めるけれど、正直、尿意も限界で、ブルブルと足が震えだす。 結局、余り抵抗らしい抵抗も出来ずに、ジッー…と、ファスナーが下げられて、ツナくんに下着ごとズボンを膝まで下ろされた。 「ッ―――!!!」 下肢の唐突な解放感と尿意とのせめぎ合いに、意識を完全に奪われている間に、くるりと身体を回され、ガタッと音を立てて便座に座らされていた。 「ッ…あぅ!?」 無防備に足を広げて座る自分に気付いた時には、ツナくんが目の前にしゃがみ込んでいて… むにゅ… 「ひゃん!」 足の間にツナくんの手が伸びてきて、握られた。 「ふぁ…あぁ…ッ!!」 敏感な部分への直接的な刺激に、便座を掴んでブルブルと強い放尿の欲求に耐えながら、ツナくんを見れば… にこっと、それはそれは爽やかな笑みを、楽しげにボクへと向けていた。 あ… あっ… アーデルたすけてぇええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!! ――と、心の中でいくら叫んでも、男子トイレにアーデルが来るハズも無くて… ふっ… ふぇえぇぇぇ… end 唐突に思い付いた( ̄∀ ̄) [次へ#] |