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スレツナ暴走劇 連載中
『黒ツナの朝』


ツナ総受けとなっています!(≧∇≦)/

注意:ツナが黒いです。


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7月30日

俺、スカルは沢田綱吉の観察日記を書くために沢田家に乗り込んだ。

ボンゴレ次期ボスである沢田綱吉をいつか倒す為に日頃の過ごし方を観察しようと思ったのだ。



今、沢田綱吉は夏休み中。




昨晩からバレないように沢田綱吉のクローゼットの奥に忍び込んで隠れていた。

俺はゆっくりとクローゼットの戸を開け、様子を伺ってみた。

今日は絶好のお出かけ日和でカーテンの隙間から零れる太陽の光がとても明るい。


その光で目を覚ました沢田綱吉。体を起こし、う〜んッと背伸びをする。


先輩いわく、休日は綱吉にとって、最高の日だそうだ。
おまけに今日はこんなにも天気が良い。

きっと、沢田綱吉は気分が良いだろう。


ランボとイーピンはまだ寝てるようだ。
この分だと起きるのはだいぶ遅くになるはずだ。


あの恐ろしい先輩はというと、早くに起きたのか、部屋にはいなかった。
いないほうが俺にとっては有り難い事だ。



「久しぶりに外を歩こうかな!!」


そう言いながらカーテンを開け、綱吉は服を着替え始めた。


あぁ!べっ、……別に沢田綱吉の裸姿を見ようとして見てるワケじゃないからなッ!!

コレは観察の為にしてる事だからッ!



ここまでは至って普通の光景だ。しかし次の瞬間、部屋中に騒音が響きわたった。



ドッカァァーーン!!
キンッ!!
バッコォォーーン!!




「お前みたいなのがなんでいるんだよッッ!!」


「そりゃあ、ツナと遊びたいからに決まってるだろ?」


「十代目はお前なんかお呼びじゃねぇんだよッ!!この野球馬鹿がぁぁッ〜!!!」


どうやら、銀髪男と黒髪の短髪男が沢田家の前で暴れているらしい。

沢田綱吉の奪い合いは日常的になっているから、ビックリする事は無い。


あぁ…、なんで俺だけ沢田綱吉との共演が少ないんだろう……。


あッ!今のは別に深い意味で言ったワケじゃないからなッ!!



そう思っていたら、沢田綱吉から殺気が出ていたのに気づいた。

ごおおぉぉぉーーっ!!と凄い音が聞こえてくるのは気のせいだろうか。

しかし、そんな事は知らず、銀髪と黒髪は沢田綱吉の取り合いを続けている。

おいおいおい……。
何だか知らないけど、そのへんで止めといたほうが良いと思うぞッ!!
俺の危険察知レーダーがめっちゃ反応してるからぁぁ〜!!




(……プッチン…)


何かがキレる音がした。
一瞬、嫌な予感が過ぎる。


黒オーラ出しまくっている沢田綱吉はランボの頭の中に手を突っ込んだ。

そして沢田綱吉は何かを掴むと頭から手を引く。
片手には何かが握られていた。


手榴弾だ。


ピンを思いっきり引いて窓の向こう側に投げつけた。






・・・・・ドッカァァーン!!





・・・・・・・・・。



静かになった事を確認して、沢田綱吉は窓を閉めた。


ガラガラ、ピシャン・・!!

・・・・・・・・・。



「ツッく〜ん、ご飯出来たわよ〜!!」


元気の良い奈々の声を聞き、は〜いと返事をして、沢田綱吉は下におりた。

何事も無かったように……。


……おい。大丈夫か?アイツ等死んだんじゃねーのか?

一応、お前のファミリーだろ?あれ…、違うの?


確実に先輩の教育を受けているなっと実感した朝でした。




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あきゅろす。
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