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詩篇
33.練磨の森
深い森で目が覚める
誰も居ない静寂の内
沢山の星が明滅している

全能の手が都合よく
抱き起こしてはくれないから
降臨の道は澄ましておくの

困難は頭上に落とされる
再生の術は囁かれるから
見守られているとわかるの

遠い森をさ迷い歩く
酷く険しい試練の果てに
祝福のベルは奏でられる

怠けて成果を望んでも
簡単には寄越されないから
先へ先へと進んで行けるの

導きは蛍火の様に漂う
存在をその中に感じられるから
今日も祈りを捧げているの

広い森を越えて行く
家へ帰り着いた頃には
また一つ輝きを増している

そして深い森で目が覚める
既視感のある星空に
知らず涙が込み上げるのは
また誰かを探しに行くと
心の底が訴えてるから
再び貴方に逢えるのだと
再び貴方に逢えるのだと

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