詩篇
09.開花
橙(ｵﾚﾝｼﾞ)色の華が
埋め尽くされる緑に数々
照らしだされる陽の中で
君は一体何処に咲く
橙(ｵﾚﾝｼﾞ)色の華が
時期(ﾄｷ)は満ちたと次々に
誇りだしては咲く中で
君は一体いつに咲く
尋ねようとも太陽にさえ
君は一体本当に咲くのか
橙(ｵﾚﾝｼﾞ)色の華が
春季を謳歌し刻々と
色を変えだし行く中で
君は一体何色に咲く
橙(ｵﾚﾝｼﾞ)色の華は
季節(ﾄｷ)を越したと口々に
別れを切り出し去る中で
君は一体なにゆえに咲く
救おうとも月にさえ
君は一体望んで咲くのか
橙(ｵﾚﾝｼﾞ)色の華が
次期(ﾄｷ)に備えそれぞれ
枯れだしては散る中で
陽色の華は遂に咲く
放つ光が散り散りに
零れだしては降る中で
一際大きく誇り咲く華
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