化け猫
「ジェイは猫か」
「いきなりなんですか」
「いやね?二週目から戦闘シーンのみ着ぐるみにしたりできるでしょ」
「やめてくださいよそんな吹っ飛んだ話。メタ発言じゃないですか」
「いいじゃん別に」
「本当にこの世界観をぶち壊したいんですね貴女」
「そういうつもりじゃ、」
「ならここは素直に設定をちゃんとして会話をしてください」
「・・じゃーあ、ジェイは猫が好きなの?」
「ぼくはモフモフ族が好きです」
「うん、解ってはいるんだけど猫は?」
「モフモフ族が好きです」
「そうか、もういいよ。という訳でジェイが猫なのか」
「意味が解りません」
「ジェイ自身が猫ってこと。確かに猫っぽいかもね」
「目、大丈夫ですか?ぼくの事が人間に見えないなんて、一度病院に行かれてはどうです?ついでにその弱い頭も検査してもらえばいいですよ」
「実に失礼だね」
「すみません。つい」
「ついって何だよ本音かよ」
「はい」
「酷いね」
「足りませんか」
「いやいや足りてる足りてる間に合ってます」
「ちっ・・・」
「舌打ちしちゃったよこの子」
「ちっ・・・」
「二度も要らないから。脱線したから話戻していい?」
「どうぞ?」
「きっと猫だよジェイ」
「だから何が」
「心を許す存在にはごろにゃん甘えるんだろうなー」
「・・・・・」
「ツンデレ、ってやつよきっと」
「へー、ごろにゃんと甘える、ねぇ・・・」
「そ。心を許す存在に」
「貴女に甘えてませんね」
「そうだね。あれ、て事は流れ的に私には心開いてないのか」
「そうなりますよ」
「うわーショック。なんか悲しくなってきたよジェイを信じてたのに何だこの仕打ちは」
「自分で巻いた地雷で自滅しないでくださいよ」
「だって鈍器に殴られた気分だよ」
「貴女が言い出したことじゃないですか。ぼくは同意してませんよ」
「むー・・」
「いじけるくらいなら・・、。あー全くもう」
「・・・、?」
「ふぁーすと」
「!?、・・か、顔近いよっ!」
「ふぁーすと、ぼくは」
「・・な、に?」
「ふぁーすとが
大切な存在で大好きだ」
「っ〜〜〜!その笑顔反則、」
「真っ赤ですよ?」
「うるさーい!・・んぅ!」
「ごちそうさまです」
「あんたは猫じゃなくて獣よーっ!」
「え?ふぁーすと・・」
今頃気付いたんですか?
(くそぅ・・一本とられた・・)
(ふぁーすとが僕の猫ですよ)
(何ですとぉお!?)
20120614
投稿日//20120626
不憫なヒロインちゃん万歳\(^o^)/
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