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彼女の世界
2



俺は、あの日、衝撃を受けたんだ。

教室では明るく過ごす彼女の、麻薬にでもハマっているかのようなあの表情に。

この行為は実際、彼女にとっての麻薬か何かになっているのだろうか。



「痛くねぇの」

「全然深くしてないから平気だよ。」


いつかの質問をもう一度してみたら、今度はちゃんと会話になっていて。

それくらい彼女は俺に慣れたのだろう。
今じゃ普通に話し掛けられもする。
もちろんここでの話だが。




[*前]

あきゅろす。
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