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「ん?んー‥‥、正直、よくわかんねぇな。お前のことは好きだけど、幸せだのなんだのって俺にはイマイチわかんねぇ‥‥‥だけど、すっごいあったかい気持ちにはなっかなあ」
「‥‥そうか。ま、俺は幸せだかな」
「プッ、何ソレ。自分が言いたかっただけだろ」
「悪いかよ。何がどうなってこうなったんだか今だにわかんねぇけどな、俺ぁそれだけお前のことが好きなんだよ」
今まで何となくで付き合ってきた俺ら。甘い、優しい声でんなこといわれるなんて初めてのことで。
不覚にも心臓がバクバクして顔が熱くなる。
「‥‥‥土方くん、恥ずかしすぎでしょ。どうしたの、急に」
「いや、今日は特別な日だし?そんぐらいはっきり言わねぇとお前に伝わらねぇかもしんねぇだろ」
「いやいやいや、伝わってるよ。充分伝わってるからもう、んな恥ずかしいこと言うのやめて」
心臓、もたねぇって。
「銀時」
呼ばれて顔を上げれば。
「誕生日おめでとう」
そういった唇が、俺の唇に重なった。
「ん‥‥‥はっ‥‥や‥」
もどかしい程の優しい愛撫に、体中が苦しい程の快感に蝕まれる。
それと同時に満たされる感覚。
しかし、こんなの嫌だ、と自分の一部がどこかで拒否している。
「やっ‥‥めろ」
「銀?」
「俺に、優しくするなっ、もっと酷くしろよ。痛めつけろ」
「やだね」
「なっ‥‥」
「俺は銀を大事してんだ。ましてや今日は特別なのに、んなことはしねぇよ。じっくり味わっとけよ」
そういうと裏返され、腰を抱えられ、秘部にぬるりとした感覚が。
「んあっ‥‥やめ、んなことしなくてい、い」
必死に言葉を絞り出すが、体には力が入らず、されるがまま。
「気持ちいいか?」
「気持ちい、なんていらな、い。優しさなんていらねぇっ」
何だか口が勝手に動いてる気がする。あれ?気持ちいいの、好きなのに。どうしたんだ俺。今日はなんだか、辛い。
「あぁあッ」
舌の代わりに入りこんできた指がある点を掠めると、脳内に火花が散ったような感覚。
ぐちゅぐちゅと後ろで卑猥な水音が聞こえ、頭の中が満たされる。
気持ちイイのとあったかいの。
なのに、どこからか湧いてくる罪悪感。
なにやってんだよ、銀時。
ああ、俺が、こんな満たされていい訳がない。
「い、や。いやだあ、土方っ、やめろっ‥俺は、満たされちゃあダメなんだっっ!」
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