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布団の上に何故か向かい合わせで正座をさせられ、最近の夢遊病的行動やよく夢を見て寝れないことを喋らされた。
土方は煙草も消して黙って聞いてた後、「そうか」と一言いっただけ。
‥‥‥何だろ、この沈黙。居心地悪いんですけど。
「あ、の、土方くん?俺、もう話すことないし帰ろっかな。うん、そうしよう。きっと新八や神楽達も心配してっと思うし」
沈黙に耐え切れず、その場から逃げようとしたらぐっと手首を掴み引っ張られ、布団の上へと逆戻り。
「どこ行くんだ。今日はうちに泊まるって連絡したっつっただろうが」
「あ、そ、そうだっけかあ。やだなあ、銀さん最近もの忘れ激しいからさあ、んなこと全然忘れてたわあ」
なんか、土方の目線が怖いんだけど。
迷惑かけたから?
「つーかさー、俺今日誕生日なんにさ、もっと優しくしてくれてもいんじゃね?久々に会ったってのによ」
「だから!書類一所懸命上げてお前迎えに行ったんだろうが。そしたらいねぇし。いたと思ったらいきなりぶっ倒れっし。おまけに‥‥」
「おまけに、何」
「‥‥‥おまけに俺が言ったことも忘れてんだろうが」
いつになく真剣な顔した土方に、座ったまま膝の上に抱き込まれる。
鼻先をくすぐる、染み付いた煙草の香り。
「煙草くせー」
「お前だって甘ったるい匂い撒き散らしてんじゃねぇかよ」
「いいじゃん、好きなんだから」
「くせぇって言ってる割には擦り寄ってきてんぞ」
頭上とクスリと笑う声。
「いいじゃん、好きなんだから。トシの匂いだし」
そう言うと、抱きしめられてる腕に力が篭った。
「なあ、銀時。俺といると、幸せか?」
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