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高誕2010
Menu 3 契約は蜜の味‡万高

【契約は蜜の味】




「どうした晋助。今日はえらく機嫌がいいでござるな」

「おうよよく聞いてくれた!今日は俺様の誕生日だからな!仲間内でパーティーだぜ!!たらふくタダ酒飲むんだ」

「誕生日?使い魔に誕生日なんてあるでござるか?」

「あー、万斉お前なあ。俺にだって誕生日くらいあるんだっつうの」

「そうか‥‥それじゃあ拙者からもプレゼント用意するでござるよ」

「たりめぇだ!だけどくれぐれも変なモン寄越すなよ!」







「万斉‥‥‥てめぇ‥‥はめやがったな‥」

出かける用意をしてた俺に万斉が出してきたのは美味しそうなデコレーションケーキ。
いい匂いにつられ食べたら、身体が痺れてうまく動かない。おまけにあちこち熱い。

「なぜ?美味しかったでござろ?拙者特製マタタビケーキ」

「ああ、とびきりうめぇ‥‥‥けどな、身体が熱くて力入んねぇっつうの!」

「ああ‥少々マタタビその他入れすぎたでござるかな」

「万斉‥‥てめぇ、わざとだな」

「そんなことはない」


近づいてきた手に耳の根元や喉元を撫でられるととてつもなく気持ちいい。


「フミャアン、ミャア‥‥てオイ!」


これじゃあただの猫‥‥‥ああ、でも気持ち良さには逆らえない。


「こうなった責任、とってくれんだろうな」

「もとよりそのつもり」


そう言って軽々と俺の身体を抱え上げた。

やっぱりわざとじゃねぇか。


ま、いっか。


たまにはこんな誕生日も。


なんて思う俺はやっぱりコイツに甘いな。



かわいい奴なんて思う時点で病気かも。


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あきゅろす。
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