妄想メモ Over☆土銀 ダメだ。 こんなの俺らしくねぇ。 「‥‥‥いいよ。でも俺、激しいのが好きなんだ。アンタ、目茶苦茶にしてくれる?」 この肌からアイツの記憶を全て消したい。 じゃないと全部が飲み込まれそうで怖い。 目を閉じた瞬間、ちょっとした時にさえ、あの男の、肌が、吐息が、声が、まざまざと蘇ってくる。 こんなの変だ。 嫌だ。 だからさ、誰でもいいから、消してよ。 「悪いな。俺が先約だ」 この声アイツだ。 「やっ、」 今まで話してた奴から離され、ぐいぐいと引っ張っていかれる。 なんだよ、声聞いただけでなんでこんな緊張すんだよ。 「お前、やだ」 「なんで」 「この前シテからさ、お前といると緊張するし、苦しくなるし、なんか、なんか手の感触とか思い出してばっかで他のこと手につかねーし、ほんと頭ん中がお前のことばっかでバカになる」 「‥‥‥‥バカだろ」 「ッッ、だから!お前のこともう嫌なんだって!!すっげー自分変になるから」 「万事屋‥いや、銀時‥‥お前な、今すっげえ言葉吐いてるの全然わかってねぇだろ」 え?なにが? なにいってんのか全然わかんねーけど。 ってぇぇ、なんでお前そんな真っ赤な顔になってんの? ちょ、見てる俺まで赤くなるからやめてくれるぅ?? 「な‥に‥‥が」 「お前、俺のことすごい好きって言ってるようなもんだぞ。ま、俺は遊びであーゆーことしねぇけどな。てことでもうお前俺の専属な」 「ええ、なにその専属てぇ!てかすすす‥‥」 「す?」 「好き、とかなに」 「お前が俺のことをな」 「ええっ??」 そんな、ちょっと待った!好きとか惚れたとか俺よくわかんねーしさ。 「あの、ひじっむぐっ」 「いいから聞け。‥‥俺も好きだぜ、銀時」 頭がぐるぐる‥‥ もうダメ、俺、心臓破裂するぐらいになってる。 熱だってきっと出てる自信ある。 でも。 嬉しいのは、なんでだ? *********** エチばかり達者で心の関係には疎い銀ちゃんな感じ。 [*前へ][次へ#] [戻る] |