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序章


序章

私の名前は牧野つくし

この春、セレブが集まる学校で知られている英徳学園に入学した。



因みに私はお金持ちでもなんでもない。パパはごくごく普通の万年平社員だし、ママは専業主婦後弟は中学2年で来年受験。
そんな極普通の一般庶民が?て…それは、パパとママの見栄のせい。私は、家の経済状況を考えて最後まで公立校でいいって言ってたのに、パパとママが子供の私に泣いて土下座までして懇願したのよ。

考えられないでしょう?
そこまでされたら…断れなく受験はしてみると渋々承諾した。それだけでも、大喜び。

まだ合格してないていうのに!
わかる?私が合格した時のパパとママの喜びよう。
こっちが恥ずかしくなるぐらい部屋で踊り、近所には言い歩き全く知らない通りすがりの人にまで言う始末…
側で見てるこっちが恥ずかしくて仕方なかった。

でも、それも入学するまで。
現実に入学金やらお金を払うようになるとパパとママも頭を悩ましていた。
だって入学金が何百万で、たかだか制服がよ(有名デザイナーが作ったらしい)一式50万…信じられないでしょう?だから都立でいいて言っていたのに…

でも、パパとママはどこでどう工面したのか、入学に必要な金額を全て用意してきた。
まさかサラ金?と思って聞いたら、なんの事はない。会社で退職金前借りしたらしい…何もそこまでしなくてもと思ったが、両親はたまた弟の進まで行って欲しいとないて懇願するわ…最後には行かないと家族の縁を切るないて土下座するわで…
そこまでされて行かないと言える人がいたら、誉めてあげたい。
そんなこんなで、私は現在(今)にいたる。

学園では目立たないよう・出しゃばらない様に、静かに静かに学園生活をしていたのに…

あいつ等に出会うまでは…


私の新たな幕開けの始まりだった。


あきゅろす。
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