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ぱんどら薔薇
あと、少しだけ(GB)*









少しだけで良いから



もっと一緒に居させて







貴方が一番




大好きだから。


















(あと、少しだけ)

















「ふ…んぅ……っ」

「ん…」



4.5cm分の身長差を補う様に爪先で立ち、その腰を支えられながら熱い口付けが交わされる。



「…んん…は…っ…」



舌を絡めながら、離れないように互いを抱き合う。

息継ぎの合間には甘い吐息が漏れ、赤らめた顔色の様子から、甘美な情景を生み出していた。



「は…ギルバート、く…んっ…」

「ん、ブレイク…」



透明な糸を引きながら、ブレイクは自分から口を離した。

涙を溜めた瞳を向け、どちらのか解らない唾液で濡れた口元を袖で拭う。



「…悪い」

「…っ…大丈夫…です」



言葉を返し、沈黙が続く。
何となく気まずいその沈黙を破ったのは、ギルバート。



「…じゃあ、そろそろ仕事に行ってくる」



そう言って上着を着ると、扉の方へ進んでいく。



「待って…、待って下さい」



が、言葉と共に、相手の腕を白い手が阻止するように掴んだ。

驚き振り返るギルバート。
ブレイクは腕を掴んだまま俯いている。



「…どうした」



冷たくならないように気を付けながら、優しく問いかける。

するとブレイクはぎゅっと握る力を強め、



「……もう、少しだけ…」



何処か哀しそうな表情を浮かべ、上目遣いで見上げながら呟いた。

そんな相手を見て小さく溜め息を漏らすと、ギルバートはブレイクの手を引き優しく抱き寄せる。



「……本当に少しだけだからな」



ぽんぽん、と軽く頭を叩かれるとブレイクは嬉しそうに瞼を閉じ、笑みを浮かべた。


















(once again)

貴方とのその一時が
私の一日の幸せの糧となる。



















+ー+ー+ー+ー+ー+ー+ー+

あとがき


最初短かった文を
ちまちま足しました´`

二人は甘々が好きです。
恋人です。恋人が良いです。

 


あきゅろす。
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