[携帯モード] [URL送信]
・11/01/18 商店街 encounter:ジル、カルマート
また殺してしまった。赤い花が見付からなかったから、また母さんを思い出して。
新しい街での記念すべき一人目だ。全く笑えない。顔見知りも誰も居ないから楽だと思ったが、それも間違いだった。辺りの眼が怖いのには何一つ変わりはない。

精神安定剤は効果無し。気休めにもならないがあと少しだけ続ける予定。何故かポケットから消失していた為、購入しようか検討中。あの人とぶつかるまではあった筈なのだけれども。
寧ろもう要らないのかもしれない。

大通りの入り口の花屋さんの赤い花は私が一度買い占めて変な眼で見られたが故に行きにくかったが、盲目のエルフの人が付き添うと言ってくれた。母さんも盲目だったけれど、やはり扱いはわからなかった。
様々な街の様子を教えてくれ、ここまで親切な人が居るんだと本当に感謝した。けれども愛でおちょくった事や、あのバターの悲劇は絶対に許さない。絶対に。カルマートといった名のようだ。今度酒場に私が行った時には飲まし潰してやろう。しかし逆に飲まされたら敗けだから却下。その内どう仕返ししようか考えておこう。

私がこの街で最初に殺したのも、そんな良い人でなければいいと願う。出来れば、私が殺した人はこの街をテロで皆殺しにしようとした犯人であってほしい。罪は消えないけれど、今だけはそう思っていたい。せめて今だけは、この無意味な人殺しを正当化する理由を。


[new↑]
[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!