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ゼルサリス


──ゼルサリス=プロスメギテルス──




血濡れ色のロングコート、鍔広の黒紅蓮の帽子には赤い羽、禍々しき異質な雰囲気を持つ赤色の長髪。両腰に白と黒の双剣、口元には三日月の笑み。ポケットからは飴玉。右耳に赤いリングピアスが三つ。

扱う術式の基本構成は大嵐と業火、空間そのものを荒れ狂わせ焼き尽くし破壊する殺戮術式。出力を絞り高圧力の熱線や無数の風の刃を展開可能。そして人に流れし命の源である血を魔力そのものへと変換する術式を用いる(大型の術式印が必要)。

ファルベリアと同時期に赤禍ツとなった、全ての元凶を親に持つ被害者にして大量殺人者、果ての全てを受け入れた快楽殺人者。
死ぬ直前に自らの命を贄とした魂の変換術式、人としての肉体を手放し人を辞め、膨大な魔力によってのみ生きる正真正銘の化け物、魔物へと変貌を遂げた。

人の姿は取るもののその実態は無いに等しく、どれだけ切り刻み殺そうが魔力ある限り実体具現による無限の復活、再構成を遂げる。具現媒体は剣の連なった宝珠全て。

ヨハネ、サロメ、レーラ、セシリア、エレナカレン、ベリア、ライン、ユベルティ、ミウと交戦。術式と二つの宝珠を完全に破壊し尽くし、完全に消滅した。

武器は双剣、慈悲深きマルヴェクト・罪深きギルヴァクト。白と黒の二対の剣。全長1.4m、鋭利な刃を持つ魔合金の両刃西洋剣。儀礼剣の如き彫り装飾が隙間余す事無く刻まれた奇怪な剣。鍔に埋め込まれた魔宝珠は両方が壊れている。刻まれた装飾はそれ自体が術式であり紋様、魔素を増幅し限界まで瞬間圧縮させ魔術を放つ媒体として存在する。全てが攻撃補助のものであり、一切の制限を外した禁忌の術式への接続印なども見られる。彫られたのは造られる過程でか造られた後でかは不明であり、後者の場合相当な器具がなければ不可能の域でもある程の強度を持つ。製造年代不明。



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