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ラゼット


──ラゼット=グウィディオン──


「なんつーか……それってどーなのよ」
「やってみなきゃ、分からないって事ッ!」
「なぁ、俺が悪いのかよ」
「……ックク、潰れて死に腐れッッ!!」
「──一角獣の誇りにかけて。闘争の宴を。」




記憶喪失の孤児、元メルガス盗賊団所属、現冒険者。

一角獣の里が燃えた際にセシリアと共に人売りに攫われ、実験、暴走の果てに脱出しイルクセルにて孤児として盗みに生きる所を、メルガス盗賊団に拾われる。

グウィディオンは正式には苗字ではなく役職名としての意味合いが強く、セシリアの名乗るアリアンロッドと意味を等しくする。

その意味は、一角獣の断罪者。

闘争、憤怒を司る一角獣は見境を失い理性を無くし、その手を血に染めるが為に、一切の暴走を引き起こさない監視するべき役目、それこそがセシリアに与えられたアリアンロッドであり、戦う力を持たぬ「角なし」と蔑称を付けられた者が行うものであった。
しかし、アリアンロッドが暴走する可能性があり、アリアンロッド自身を監視する役職の必要性が現れ、もう一人の「角なし」をグウィディオンとし、ラゼットがその役職を担う事となる。

人攫いの集団が里へと火を付けた際に、セシリアが暴走、それを止める為、グウィディオンとしてセシリアへと向かうが共に「角なし」としての力不足が故に捕われ、ラゼットは角の研究の対象となる。

角の能力は身体強化、その他戦闘への特化を施すものであり、その能力を他へと転用する事が可能であるかの実験が行われたが角の能力は一切発現せず、角は削られ螺旋を失い、また別の組織へと移される。

その組織は「人を心無き人殺しに仕立て上げる組織」であり、無数の精神実験が行われ、その果てに憎悪の根源を突き止められる。その根源とは、セシリアが、アリアンロッドが暴走したという一件。あの場で自身が断罪していれば事態は変わったのではないか、可能性に気付けていれば、力があれば。そして、その人攫い事件が引き起こされる要因にセシリア自身が絡んでいた事を思い起こす。その殺意を増幅、徹底的に刷り込まれる事により次第に角の能力が発現。ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、ブドウ糖、アミン、アナボリックステロイド、テストステロン、エリスロポエチン、クエン酸回路活性薬物、アデノシン三リン酸とクレアチンリン酸の類似モデルその他未だ解析の及ばぬ未確認の増強物質数十種類が瞬間に精製され身体性能が格段に上昇する事が確認され、これらは一角獣の特性である製薬効果、角を付ける事で毒を浄化する機能などの物質生成の転用である事が判明する。

そして、コードネーム[ Zergia-G5 ]が与えられたレッドポイントとなる。

同時期、各地のレッドポイント製造施設を破壊して回っていたアクセル=アランバートがマーシレスであるベルナート=ナックロックと協定を組み、その組織の施設「ゲルグナッド」を破壊。ラゼット自体をも暴走させ、内部、外部ともに徹底壊滅した。

その反動により記憶を失いイルクセルへ。そこで暮らす中、メルガス盗賊団と遭遇。暫く過ごした後に退団し、ペティットへ。

ペティットにて、因縁の相手であるアリアンロッド、セシリアと遭遇し刷り込まれ続けた殺意のみを突き付ける事となる。

現在はセシリアへの殺意は無く和解、何故刷り込まれているのかを大会で戦い続ける間に知り、剣を振る意味を見出す為に様々な事に手を出し、フライルー地方への巡礼団の旅に着いて行き、自身の力について考え続ける。



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あきゅろす。
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