リープ
──リープ=ウォルコット──
「で？」
「リア充爆発しろ」
「黙れ、その口ごと爆散されたい？」
「僕の命など……所詮その程度だよ。けれどその程度に殺される君も、不様だ。跡形も無く、消えてくれ……」
ボマー・リープ、スペルキャリアーと呼ばれる爆弾魔。
身長143cm、年齢21歳。黒き火焔を司るエルフを祖父に、人間を祖母に持つハーフの父と猫獣人の母の間に生まれたクォーターエルフかつハーフ獣人。長い銀髪、白銀の体毛を持つ猫。術式絶縁型対火繊維ローブに身を包んでいる。脱ぐと質素な薄青のワンピース。左手に葉巻、浮かぶ紫煙。
點火(ﾃﾝｶ)と呼ばれる黒き火を灯す術式を操る。構成術式自体は相当に高度な血筋と家系故の特殊な物が用いられているが出力限界が人間初等レベル以下の為、何をどうしようが初級魔術以下でしか具現化出来ず、マッチを擦った程度の性能と持続時間しか発揮不能。無声詠唱が可能だが効果範囲は半径1m。詠唱と杖を使う事で広域座標指定する事が出来る様にもなるが、結局火はマッチを擦った程度。本来は全てを焼き払わんとする闇の火焔、地獄の業炎の内から産まれし罪人の呪いにして引き出された憎悪、世界の悪を凝縮し炙り出したモノ。
その他無数の高位術式を会得しているが、出力が人間の初等レベル以下の為魔法を具現化させる事がほほ不可能。魔力消費量は通常であり、魔素保有限界が低過ぎる為莫大な精神負荷が引き起こされ場合に寄らなくとも死にかねず、死ぬ。
身体能力はエルフ以下、魔法出力限界は人間初等レベル以下である。また、走ると5秒で息切れ、動悸が止まらなくなる模様。
金遣いの荒さは最悪級。
クロノドラの黒き火焔を司るダークエルフ、ヴァロルゼリッド=ディラス=イグナロスを祖父に持ち、人間とのハーフの息子である父を、普通の猫獣人の女性であるリーファ=ウォルコットを母に持った娘にして闇の家系イグナロス家の末裔にして途絶える寸前の末端たるエルフクォーターかつ獣人のハーフ。
母も娘も愛し過ぎた故に「ウザい」の一言を残し家出。しかし外に出るも複雑な混血という枷はあまりにも重過ぎ、次第に性格が捻れていく。気付けば一つの術式だけを覚え、そして誰かをその術式にて爆殺し殺す仕事を行い続けていた。
赤眼の黒い魔雀のイグナス、赤眼の黒い魔鼠アルグニのを使い魔として従える。どちらも具現化させた半霊体。大凡、火を生み出す術式七、八回分程の魔力を必要とする。
基本的に正々堂々とはあまりにも程遠いが、対峙時には使い魔に持たせた爆弾を遠隔着火させ爆殺させる。また、自身で爆弾を制作して用いていた他、その特許技術にて荒稼ぎする程。無数の偽名を持ち歩く。その為か金遣いの荒さは最悪級。
人攫いの裏ルートから買い取って技術を教え込んだ弟子が居た。
葉巻を吸ってる。愛用する葉巻はSilverVine969(ｼﾙﾊﾞｰｳﾞｧｲﾝ-ﾅｲﾝﾊﾝﾄﾞﾚｯﾄｽｨｸｽﾃｨﾅｲﾝ)。
魔法使用回数と冷却所要時間、症状経過表
0.平常
↑(クールダウン:約1分)
1.平常
↑(クールダウン:約3分)
2.目眩
↑(クールダウン:約6分)
3.吐き気
↑(クールダウン:約10分)
4.手の震え
↑(クールダウン:約30分)
5.全身の震えと動悸
↑(クールダウン:約1時間)
6.身体的負荷が発生
↑(クールダウン:約4時間)
7.平衡感覚喪失、寿命が一年減少
↑(クールダウン:約10時間)
8.視力、聴力低下、寿命が二年減少
↑(クールダウン:約一日)
9.聴力喪失、吐血、寿命が三年減少
↑(クールダウン:約二日)
10.身体的負荷が重度化、寿命が五年減少
↑(クールダウン:約五日)
11.身体的負荷が重度化、寿命が十年減少
↑(クールダウン:約一週間)
12.身体的負荷が重度化、寿命が二十年減少
(クールダウン:無し)
13.死亡
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