イオリ
──イオリ=アラサミ──
「その机大事に扱ってよー。俺が作ったんだからー。」
「ライフリングが甘い。失敗作だ、もうちょっと待って、あと6ヵ月で完成すると思う。良ければそっちの銃使ってくれ」
「魂を込めるように研磨する。君が望むのは、この刃の先の者への死かい？」
「良い鍛冶屋というのは良い殺し屋で、優秀な鍛冶師は優秀な殺し屋らしい。武器に殺す事を否定させるのを、俺は諦めているのかもね。他人の話を、聞く気もないし」
桜花表記: 麁叉弥 廬(あらさみ いおり)
元桜花刀職人、現裏鍛冶師兼裏ガンスミス。子供の頃から父の刀造りに熱中していたが、とある切っ掛けにてその良質な刃は人をより効率良く殺すのに当たり最高のものだと知り、歓喜する父に反し絶望。命の重さをより深刻に受け止め、一旦鍛冶師から引いて旅に出るものの何一つ上手く行かず、通り掛かった先のクヴェールにて機関技術を会得、より人の為に機械文明を発達させようと奮闘するものの古い親友に呼び出され戦時中の国へ。クヴェールにて培った技術にて独特な中折れ式長銃を設計、大量生産が成功し軍隊に配備され用いられ、対立する二大国は共倒れとなり滅亡する。結局殺す為に技術を用いる結果となり、その上中途半端な結果に寧ろ吹っ切れて、殺すなら殺す武器を作ろうと思い立ち刀剣鍛冶としても復帰、銃の設計もこなす裏の武器職人となる。
桜花刀技術、クヴェール機械技術、そしてメルガス盗賊団の拠点としているイルクセルの錬金技術を取り入れた武器製作をするが、失敗も無数。奇跡的な成功品を団員が試験使用しているようなものでもある。純粋に技術を混ぜずに作った場合のみ高度で良質な武器を作り出せるが、味気が無いと言って取り掛かる気配を見せない。
ファルベリアの銃、CURO-T01はイルクセル錬金技術とクヴェール機械技術の融合品でもあり、二列の銃口を持ちつつも強靭堅牢な魔合金フレームにて違法火薬量の強装弾を連発発射しても歪まないという奇跡的な作品でもある。反面重く、普通の構造はしていない。
魔法技能は全く無い。
家具などの修理は全て任せられていたりする。
リザルグとは長い付き合いであるが、いつから居るかは不明
現在はイルクセルの拠点に居る様子。
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