対体 0404 “名前にとって俺は?” 私にとって、貴方は 初めて私の仮面を外してくれた ただただ、眩しい王子様でした。 不謹慎だ。 死んだ彼のツイタイの、代わりになりたいなんて思った。 ――仮面舞踏会なんて、身分を隠したいだけだろ。 出来ることなら、全て隠して 私の存在なんて丸ごと消して ツイタイの振りして生きたいなんて 馬鹿みたいだ。 ああ、ベルにどんな顔して会えばいいんだろう。 私をどれだけ知っていますか、王子様? 私の全てが解るのならば、 この気持ちの答えをください。 …何故会って数日の彼に 親しみと懐かしさを感じるのか。 …何故私は、この世界に 迷いなく足を踏み入れたのか。 私をお嬢様と呼んだ ベルの声が心の中で反響してる。 明日は書物庫整理の日。 ちゃんと仕事に集中しなくちゃ。 その日はフラン君が貸してくれた、ふかふかの布団で眠りについた。 --------------- フラン拉致前話と ファミリーの話は これまた捏造です´` 本編でその話が あったらどうしようと ビクビクしながら 書きました← やっとこさあまあまフラグ フランエンドも欲しいなんて 思ってきたニワサキでした。 . [*前へ][次へ#] |