優しい時間
寝れない、と枕を抱え僕の部屋にやってきた君を快く部屋に招入れ一緒のベッドに身を寄せた。
「寝ないの?」
「…寝たくないの…」
「ふぅん」
もうすでにとろんとしている瞳(その表情すごいそそる)をみながら変なのと呟けば僕の腕に収まっていた君が急に甘える様に身を寄せて来た。
「どーしたの」
「…寝たらね、貴方がいなくなりそうで怖いの」
「…」
「朝起きたら、長い夢をみてて博士は幻想で、わたしは、」
腕の中の彼女に半ば強引に唇を奪う。
荒々しく、貪る様に。
「…これでも夢?」
「博、士…」
嬉しそうに微笑んで僕に顔を寄せる君を珍しく優しく頭を撫でてやって囁いた。
「おやすみ」
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