今日の日記的短文
・アベハル感注意
・グロ注意

チンコと針が出てきます
刺します

あ、あと今更ですが、榛名は病んでます




































「生理がこないの」

最初のそれは確かに冗談だった。
なぁ、タカヤ。生理がこないの。責任とって、結婚して。
ニカッと、快活な子供のような笑顔と共に言うのだ。
そのたびに阿部は榛名の馬鹿さ加減を思い知る。
かといって、その馬鹿さ加減に愛想が尽きるということはなかった。それどころか、思い知るたびに愛しさが阿部の胸を擽る。
だが、いつからだろうか。それはただの冗談ではなくなった。
本当に榛名へ月経が訪れなくなったのだ。
思い返してみれば、榛名はもうすぐ成人になるいうのに、まだ初潮を迎えていなかった。
生物の成長過程など十人十色でもまだ足りないほど多種多様であるが、大人と分類されることになる体に未だ月経がないというのは明らかに異常である。

それが女性の体であったならの話ではあるが。

異常なのは、子宮ではない。榛名の頭だ。
榛名はどうして自分に月経がこないのか、その理由を忘れてしまった。
抜け落ちた理性のあとに残るのは、底の見えない水溜まりのような不安だ。
不妊。命の意義が繁殖にあるとしたら、それは死んだことと同じだ。


「生理がこないの」

至極真面目な顔で言う榛名に阿部はやはり「コイツ馬鹿だ」と思った。

「俺、このままじゃタカヤの赤ちゃん生めない……」
「はなからアンタに、んなもん期待してませんよ」

そもそも榛名は阿部のなかに性を吐き出す側だ。男であることに目を瞑っても、榛名に妊娠を期待するのはおかしい。

「嘘つくな」
「嘘なわけないでしょ」
「嘘」

たとえ今はそう思っていてくれても、十年後二十年後はわからない。繁殖は生命の根源的な本能だ。
不信に濡れた榛名の目は答えを一つしか必要としていない。

「でも、だいじょうぶ。大丈夫だからな」

だから捨てないでとばかりの猫なで声で言うと、榛名はズボンのチャックを下げ、中から自身の局部を取り出した。

「タカヤ。見てろ」

熱に浮かされたようなどこかうっとりとした笑みを浮かべた榛名は、何かを手に持ちペニスの先端に押し当てた。
阿部の目に銀色に輝くそれが写る。榛名が手にしていたのは、アイスピックのような巨大な針だった。

「うっ……!くぅ……」

入り込むなどというものではない。尿道口に針が刺さる。
ゆっくり、ゆっくり針が前進するたび、溢れ出る赤い液体がポタポタと地面に染みを作った。
阿部は思わず目をそらしたが残された耳が痛々しい呻き声を拾い上げ、尖端が柔らかい肉を抉っていく様を脳内に写す。

「やっと、きた」

串刺しになったペニスに榛名は実に嬉しそうに言った。
その言葉通り、内腿を伝う赤い筋はまるで月経のようであった。





8月24日のにっき
そろそろ股から血が出てもいいこれなのですが、出ません

…というのを考えていたら、こんなんできました
そう。病んでます


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