力関係
この先R18!

肉体と精神が成人したというかたのみ、進んでください!

エロという名のギャグ





















日に焼けていない尻は白く滑らかで榛名の手によくなじむ。と榛名は思いこんでいる。実際は筋肉質で硬いのだが、それは榛名のなかでは弾力があるという表現に変換される。
左右に割るように押し開かれたと思うと、乱暴にぎゅうっと押しつぶされる。
尻だけつきだしたみじめな態勢で下着をめくられ、肉のない尻を無理やり鷲掴まれもみくちゃにされることに耐えきれず阿部は体を揺らした。

「コラ動くな」
「いてぇんすよ!いい加減」

強い握力で揉まれ続け赤くなった尻を、かばうよう体をねじりながら、阿部は榛名を睨みつけた。手から逃げるように動いた体は意図せずエロチックな曲線を描き、その体を悪戯な指が魅入られたような動きでなぞった。

「んっ、聞いてんっ…」
「あ、わりー」

のっそりと起きあがった阿部は尻をさすりつつ、改めて榛名の顔を見た。


久しぶりに海外から帰ってきた榛名は、「海外生活は太る」と聞いていた阿部の心配をよそに痩せも太りもしていなかった。しかし異国の地で心も体も揉まれたのであろう。以前より精悍さを増し、より人受けする外見になった榛名に阿部は小さく顔をしかめた。

「あんたさ」

帰ってくるなり榛名は阿部を押し倒し、ベルトに手をかけた。阿部が声を出すより早くベルトを外すと続いて下着へと手がかかり、前述の状態につながる。

阿部は自らの心情を包み隠さず吐露できるほど素直な性格をしていない。
一言つぶやいたきり固まってしまった阿部の彫刻刀で打たれたような眉間のしわに榛名はギクッとした。

「あー…痛かったか?」

雰囲気を取り繕おうと、つり目を細めながら普段のような調子で尋ねる榛名に阿部は答えない。

「ん、ごめんな?ごめんな??」

一向に動かない阿部に犬が飼い主の機嫌を取るような気持ちでフレンチキスを繰り返していたが、そのうち榛名は本来の目的を忘れた。
阿部の唇に噛みつき、舌を差し入れたが固く閉じられた歯列に阻まれ浅いところで止まってしまう。慣れたことなので榛名は慌てることなく乾いた唇をぴちゃぴちゃと舐め涎だらけにし、阿部の小ぶりな歯をくすぐるようになぞった。
榛名がまぶたを開き、阿部の様子をうかがうとずっと目を開けたままの阿部と視線があわさった。
阿部の瞳の中に自分の姿を見つけた榛名が前歯を舌でノックすると、阿部の口がゆっくりと動いた。榛名の瞳の中にも、阿部の姿が映っていた。



「んん!?」

広い部屋にぴちゃぴちゃという音だけが響いていたのだが、突如素っ頓狂な声を上げた阿部が榛名を押しのけた。

「あんた舌に何…」
「あー、ピアス」
「何してんだ?!」
「チンコにも付いてるぞ」

衝撃の告白に青くなった阿部は自分のものがきゅうと縮こまるのを感じた。べろりと露出させた榛名の長い舌のさきについた無機物が阿部を威嚇した。

「ヤだったらとれるぞ」

ぐいと舌を引っ張った榛名はピアスに指をかけた。

「ぎゃあ!いいです、痛そう!痛そう!」
「ははは、すげー反応だな。あ、俺、手ぇ使わないでも歯だけ使ってとれるぞ」

面白がった榛名が阿部に見せつけるようにしていた舌を引っ込めて口をもぞもぞと動かす。

「やめろ!やめて!」
「おら、よく見てみ。血がでっかもしれしれねーけど!」
「いい!いらない!お願いからやめてください!」

「いいからいいから」と笑いながら榛名は阿部に迫る。ついには体の上に乗り上げた榛名の顎を阿部は押さえつけた。

「だから、やめてくださいって!」
「いてー!タカヤ、力つえぇ!」

榛名の情けない声と不細工な顔に気を良くした阿部は、榛名の頬を先程のお返しとばかりに引っ張った。しばらくのあいだじゃれあうように二人は笑っていたが、ふと二人の呼吸のタイミングが重なり沈黙がおちた。

「たかや」

一変して真面目な顔をした榛名が阿部の掌を舐めた。ざらりとした感触の中に滑らかな金属の感触がした。

「…なー、お願いしてもいい?」

阿部の掌を味わいながら榛名が呟いた。酸っぱいような塩味をもっと感じたくて榛名の舌はより巧みに動いた。

「ぁ…、なに?」
「んー…」
「はっきり言えって…」
「電マ使いたい」

早口に言いきった榛名の声は聞き取りにくいものであったが、阿部の耳にははっきりと届いた。それゆえ阿部は聞きなおした。

「だぁかぁら!電マ使うってんだろ!」

聞き間違いじゃなかった、なんで決定事項になってんだ!と阿部は思ったがすでにマウントポジションをとられており、肩を押さえつけられれば身動きが取れない。

「な、いいよな」
「…」

目を泳がせる阿部に、球界の宝といわれる笑顔を光らせた榛名は「お願い」をきいてもらえ、はしゃいだ調子でと立ち上がると鞄の中から大人の玩具を取り出した。右手に電気マッサージ器、左手に皺まで再現されたディルドを持った榛名にじゃん、と新しく買った玩具を見せびらかす子供の笑顔を向けられた阿部は「よくねぇんですけど」とため息をついた。




「俺より先にイッたりすんじゃねーぞ」

ディルドをくわえさせられた後穴が濡れた音をひっきりなしに奏でる。
阿部の中をグチュグチュとうねりで蹂躙するソレが抜け落ちることのないようガムテープを尻に貼り付けられた。

「あんたより…、先に、イクやつなんて…、中学生、でも…、いませんよ…」
「あ!?」

生意気を言う阿部の尻を軽く蹴り、ついでにうごめくディルドを奥に押し込んだ。

「う…ぁあ」

逃げるように腰を揺らし、前に進んだ阿部が面白く榛名はディルドをコツコツと蹴りあげた。

「あ、あ…、だめ、だ、それ…、奥に…、入って…」
「入れてやってんだろー?」

細かな悲鳴をあげ逃げる阿部をしばらく楽しんでいた榛名は、そのうちに飽きてきて、もう逃げられることのないよう阿部の頭を押さえつけると、ぐりっと一等深く足を踏み込んだ。

「あ゛ぁぁぁああぁっ!」

阿部の太ももがピクピクと痙攣したように動き、絨毯に白濁が飛び散った。

「あーあ、俺より先にイクなっていったのに」

「それに絨毯どうすんの?俺ん家がイカくっさくなっちまったんだけど?当然タカヤが掃除してくれんだよなぁ?」と掴んだままの阿部の頭を彼自身が出したものに押し付ける。

「舐めて掃除しろよ」

白濁はねっとりと阿部の頬に付着していたが、榛名は尚もグリグリと阿部を絨毯に押し付けた。

「お仕置きな」

阿部によく見えるよう、リモコンでディルドの振動をあげていく。
カチ、カチとゆっくりとリモコンを動かすほどに阿部の顔が歪み、呼吸が早まっていく。
蛇のように縦横無尽に動く硬い機械に前立腺をゴリゴリとなぶられる快楽に阿部は鳴き声をあげた。

「ひゃ、あっ、あ、は、あん」

かくかくと盛りのついた犬のように腰を動かす阿部に榛名はそろそろいいかなとニヤリと笑った。

「タカヤ、仰向けなって」

ぐったりと這いつくばった阿部を無理矢理ひっくり返すと、床によってディルドが押し上げられ阿部が呻いた。阿部の下は新たな白濁で汚れていた。

「ちょっと元気なくなってきたな」

柔らかくなった阿部のものを無遠慮に掴み、ゆるゆると親指で裏筋を擦った。

多少硬度を取り戻したそれに榛名はマッサージ器の先端を押し当ててスイッチをいれた。

ヴィィィンというマッサージ器の大きな音が鳴ったが、それよりも阿部の悲鳴の方が大きかった。

「はぁああぁあ゛ぁぁぁあっ!」
「暴れちゃうくらい嬉しいか?もっと虐めてやるからな」

本能的に腕をもがかせる阿部を一蹴し、剥き出しになった阿部の先端にマッサージ器を押し当てた。

先端も裏側も陰嚢もくまなくなぶられたペニスは噴水のように白濁を飛ばし続け、ついには色のない透明な液体しか吐き出すことができなくなった。

「も、やめて!さっ、わら、ないで…っ」
「もうこっちはいいって?」

透明な精液を気に入り陰嚢を集中的に責めていた榛名は不満な顔をしたが、もじもじと動く阿部に榛名はよいことを思い付き傲慢に笑った。


阿部の体を反転させ、尻を持ち上げると、うごめくディルドにマッサージ器を押し当てる。ただでさえ阿部を責め苛んでいた動きにマッサージの微細な振動が加わる。

「ひぁっ!やぁっ、う゛ぅっ…」
「タカヤ、タカヤ」
「…ふぅん…、っひ!」
「入れてえ」

ベリッと勢いよくガムテープを剥がすと乱暴にディルドを引き抜いた。

「ふぁぁぁあああ゛ぁ!」

長時間なぶられたせいでヒクヒクと動く後穴に榛名はマッサージ器を押し当てた


「っだめぇ!入れないで!」
「えー?呑み込もうとしてるぜ」

榛名は自分のものを入れたいと言ったのだが、勘違いをして焦る阿部にのせられグリグリとマッサージ器を押しつけた。
マッサージ器の大きな先端が阿部のなかに入るわけがなかったが、声をあげる阿部が可愛らしく榛名は後穴をなぶった。

「あう…、やめっ、はぁ…。……ホントにぶん殴るぞ…、んんっ…」

甘い息継ぎの合間に吐き出された阿部の低い声に、青くなった榛名はマッサージ器を放り出し、阿部に縋った。

「嘘ウソウソウソウソウソ!冗談だよ、だから入れさして」
「んー…」

阿部を抱き上げベッドまで連れて行くと、指を絡め阿部の好む正常位を取った。

「入れるぞ」

包まれたその場所から優しく締め付けられる感覚に榛名はうめいた。阿部の内壁は榛名のものの浮き出た血管の凹凸にさえぴったりと一致するよう躾られている。つい先程まで玩具で隅々までをなぶられていたとは思えない締め付けに、これは俺のものなんだと榛名は手に力を込めた。

「ん、」

吸い付く内壁に逆らうように、先端に着いた硬い玉が阿部の薄皮を抉った。

「ぁ…んんっ」
「あ?キモチーの?」

からかうように阿部の中をピアスで刺激した。よく知った弱い場所を探す。探し当てた固い場所をくすぐったとき、阿部が焦ったように声をあげた。

「それ…、だめだっ」

それまで脱力していた阿部の手に力が込もると同時に阿部の中も締め付けられた。

「っ、いっぺん出す…」

互いを強く抱き呼吸を整えていたが、すぐに復活した榛名はまた動き始める。

「タカヤ、ピアス好き?」

想定外の存在に前立腺をクリクリと弄られた阿部の内壁は快楽にのたうちまわった。小さく硬いピアスによって与えられる快楽は、痺れるほど刺激的でありもどかしくもある。

「こーやって、ぐりぐりされんの、好きか聞いてんだよ」

中のものをより一層意識させるよう腰をグラインドさせ、ゆっくりと深く抜きさしを繰り返した。浅く深く行き来するピアスが阿部を責めさいなんだ。
次第にスピードを速めていき、先程榛名が吐き出した白濁が溢れだすほど激しく動く頃には、今度はひときわ激しく阿部の太ももが痙攣しだした。





翌朝目覚めた榛名が見たのは真っ二つに折られた玩具たちだった。

「はーい、反省の時間でーす」

片膝をたて笑う阿部をどう懐柔しようか榛名は頭をフル回転させた。


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あきゅろす。
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