私はお姉ちゃん
制服間違えた!?
水面が〜♪ゆーらぐ〜♪
「うるさい!」
目を閉じながら携帯を探す。
みっけた!目を閉じたままの作業なんて、文字通り朝飯前さ!
眠気眼で体を起こすと、
「あれ、ここ何処だ…?」
知らない部屋でした。
「あ、そっか、ウチ、飛ばされちゃったんだっけ」
私の部屋でした。
朝一番の独り言は冴え渡ります。
とりあえず服着替えなきゃ。
あ、こんな感じか。
黒ブレザー、なかなか似合うじゃん。
胸、Cカップだけど。ハルヒよりちっさいなんて、酷い。
自慢の黒くて腰まである髪の毛は二つで結んで。赤のリボンつけて。
よし、準備完了!
…鞄、ちょっとかわいいな。
飯食べよ、飯。
◇◆◇◆◇◆◇◆
「姉さん、…大丈夫?」
やっぱり、ハルヒは主語が抜けるらしい。
「何が?」
「おととい、腐った納豆あげたじゃない」
「え!?あれ、腐った納豆だったの!?」
昨日の夜、お腹が減ったからなんだか机に入っていた納豆を食べたんですけど。
なんか異様に臭いと思ったら…
「三ヶ月前のなんだけど…」
さ、三ヶ月前…
よく食べたな、私。
「それで、納豆のせいかなっと」
何がだよ!
「光陽園学院の服着てるから…
今日から北校生なのに…」
え!?北校生!?
「だだだだって、制服無かったよ!?」
「タンスの中でしょ」
タンス!?
「き、着替えてくる!」
なんと、転校生だったとは。
タンスの中見ときゃよかった。
「あ…」
北校の制服、スカート短い…
私の太い足がががが!!
しょうがない!もう時間がない!飯ぃぃぃぃ!!
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