私はお姉ちゃん
どうしてこうなった
姉さん?
私には姉さんと呼ばれるような関係はいないのだが。
そう思いつつ、起き上がり、振り向く。
そこには、
「ハルヒ…?」
夢にまで見たアニメのヒロイン、涼宮ハルヒがいた。っていうか本当にハルヒなの?
「何?」
ハルヒだったらしい。
ハルヒは私を不審そうに見つめる。
ハルヒ!?ハルヒなんだ!?え?なんで!?凄い美人です!
「私って姉さんだっけ!?」
まず事実の確認をする。
「なにいってんの?姉さんは姉さんじゃない」
姉さんだったらしい。
ハルヒは少し考えこみ、ある結論をだした。凄い笑顔だ…
「もしかして姉さん、宇宙人にチップとかなんとかを頭に埋め込まれて…「それはないかな」あ、そう」
とりあえず否定。
もし本当にハルヒに神能力があったら大変なことになるからね。主に私が。
「17年くらいの長さの悪い夢見たからちょっと忘れてさ。私の部屋どこだっけ?」
我ながらナイスフォロー!
「ありえないけどまあいいわ。二階の突き当たりよ」
あっれぇぇぇ!?おかしいなぁ?嘘がばれてる!あながち嘘じゃないですって!
まあ部屋がわかったのでとりあえず戻ろう。
「ありがとう妹よ!」
走り去る私。視線を感じるが気にしないのが私のポリシー。てか振り向いたら負けな気がする。
「今日の姉さんなんか変ね…。変な物でも食ったのかしら?…あっ!昨日賞味期限二ヶ月前の納豆あげたんだった!」
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