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私はお姉ちゃん
コスプレ!!
「意外と普通に変態服って売ってるんだね。」

「変態服って姉さん…」

だって変態服じゃないか?
…全国のレイヤーさん失礼しました。

「みくるちゃんに謝っときなさいよ?あ、これいいんじゃない?」

そういってハルヒが出したのはバーテン服。

「んー…、執事っぽいやつとか無いの?」

「探すわよ、もち」

「奥ならあるかも」

「なら行ってみましょうか」

探すこと数十分。
お目当ての服は見つかり、そしてそれは、

「深緑のえんび服…」

「いいわ…いいわね…」

二人で褒めちぎった。

「サイズもぴったりだよ!」

「姉さん、着てみなさいよ」

もちろんですとも!

意気揚々と試着室に行く私を見て、ハルヒはニヤリと一瞬笑ったように見えた。



「ハルヒぃ、着たよ!」

バーン、と勢いよくドアを開けると、ちょうどドアが当たらない位置にハルヒがいた。

「ぬおっ」

「姉さん、似合ってるわね!」

「あ、ありがとう」

なんだかハルヒの目が異常に煌めいている…!

「で、姉さんに着てもらいたいものがあるんだけど…」

「何?いかがわしいのは嫌だよ?」

「色気も何もないわよ姉さんに。で、これ。学ラン。」

が、学ラン?なんでぇ?

「背も高い、クール顔、細い、ときたら学ランに決まってるじゃないの!」

「そんなものは初めて聞きました。まあ、着ますけどね」

「いい返事ね!」

そりゃどうも。

興奮したハルヒにドアを勢いよく閉められ、私はまた着替え始めた。
このドア壊れるぞ、近い将来。

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あきゅろす。
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