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私はお姉ちゃん
演技なんて出来ない!
翌日。退屈な授業中に私はノートに落書きをしていた。

ギャルソンってエプロンだけのアレのことだよね。
執事みたいなスーツがいいけど…バーテンダーの服も悪くない…
髪型は後ろで一つ結びで…ポニテでなく…
そうね、武器はやっぱりナイフ?フォーク?スプーンは無いわ…
肉弾戦じゃなくって、心理戦、は無いか…

「…さん、さわさん!」

ほえっ!?

「もう授業終わりましたよー。何書いてるんですかー?」

や、やばい。何も知らない人がこれを見たらただの中二病だよ!

「い、いや、なんでもないよ!?気にしちゃダメダメ!」

「気になりますぅ!」

わぁぁみくるちゃん見ちゃいやぁ!
抱き着かれるのはまた今度にして!
ああもう特盛が当たってるぅ!

「みくるぅ、その辺にしないとさわがいろいろと大変なことになるよっ!」

ありがとう
ああ鶴屋さん
ありがとう

「ちぇー」

かわいいけどね!みくるちゃんかわいいけど見ちゃダメね!

「ハルヒが企んでるからねぇ…
お姉ちゃん心配だねぇ…」

「涼宮さんならしかたないです…」

「みくる、さわも涼宮っさ!」

ああ、そうだった。
だって元の名前が澤田だからうっかり。

「まあいいじゃないの!私だって涼宮なんて滅多に呼ばれないからね!何故かさわなんだ!」

「大変ですねぇ…」

「まっ、何となく分かるけどねっ」

そうですか。

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