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私はお姉ちゃん
ごたいめんふぁいなる!
私は一樹がそこ、と指差したクラスに入った。

騒がしい教室の中、一人、読書している奴がいた。

薄紫の髪に、黒いカーディガン。間違いない、有希だ。

有希がいるのを確認してから、そのクラスの人をよぶ。

「なんですか?」

敬語か。先輩ってどうやってわかったんだろ。

「ちょっと長門さん呼んでもらえない?」

「わかりました。…長門さーん!呼ばれてるよー!」

有希はこちらに顔を向けたあと、少し動揺したのか机を揺らしながらここに来る。

「……何」

「長門さんだね。私、涼宮美結って言うんだけど、ちょっと昼休み、文芸室に来てくれない?」

「……」

ミリ単位で頷くと、有希はさっさと自分の席に着いてしまった。
まあ、あれだけ伝えとけばいいか。

思ったよりも短い時間ですんだな、と考えながら、私も自分のクラスに着く。

そうだ、みくるちゃんにも言わなきゃだった。

興味津々に話しかけてくるクラスメート達を軽くあしらい、みくるちゃんに近付く。

「みくるちゃん、昼休み、文芸室に行かない?」

「いいですよ!鶴屋さんもちょうど用事があって、誰と食べようか悩んでいたの。」

「ありがとね!」

みくるちゃんマジ天使だわー
でも私が異世界人っつったらみくるちゃんはきっとびっくりするだろうな…

有希は…どうだろ。
消失前だからなぁ。微妙な所だな。
そういえば、エンドレスエイトが終わってすぐ転校はすごいなぁ…

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あきゅろす。
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