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あたたかいみるくをください
8





 綺麗だとか可愛いとか。最高だとか好きだとか。最悪な事態を目撃してもなお、蔑むことなく親切にしてくれた。
 蔑んでいたのはむしろ自分の方で、青年はずっと自分に好意だけを向けていてくれた。
 彼は、自分を包容してくれる青年の存在が、何かとてつもなく大切な者のような気がしてきた。
「ちゃんと言え。して欲しいんだろ?」
 小便も大便も垂れ流して、精液まで飛ばしていた。人に見せたことのない秘密を握られて、犯されて、快楽を与えられて、さらに淫らな痴態を演じてしまった。そんな姿を知っている相手には、隠し事も体裁を取り繕う事も無意味なように思える。
「言わねーと止めちゃうぞ?」
 青年は、彼が好意を持っていると信じて疑わない。
 そんな甘えと自負が見えてきた途端に、彼の心が緩んだ。
 全てを見られたのだ。裸の自分を目撃されて、隠すところなんてなくなった。
 彼は視線を伏せてためらいながら、それでも勇気を出して伝えるべき言葉を口にした。
「――気持ち、いい」
 青年は途端に満面の笑顔を見せて彼の頭を撫でてきた。
「えらいえらい。ハルは可愛いな」
 初めて名を呼ばれて、嬉しい気持ちが湧き上がる。
 彼は青年の気持ちに応えたいと思った。青年の優しさに救われた。その安心を伝えたくなった。
「いい子だ。チンポでグチャグチャに掻き回してやるよ。精子いっぱい出せよ」
 青年は肌を密着させてから、グリグリと腰を蠢かせながらさらに奥へとペニスを穿った。
「あッ、ぁあ!ちんぽ好きィィィ!アナ、気持ちいい!」
「スケベなカオして、ガマン汁出しすぎ。淫乱だな」
「もっと、あ!も…っと、たくさん。奥に、熱いの……ちょうだいっ!ちんぽ…欲し」
「ほらっ、いいか?」
 青年は大きく抜き差しして彼の尻を揺さぶる。彼は途端に喘ぎ乱れて、迫りくる絶頂の波に乗った。
「あぁッ、ふッ…んあッ、ひッ、ぃいッ、や、ああッ……あ、せーし…、せーし出ちゃ…はん…あッ、あぁあァァァァァ」
 次の瞬間、弾ける様に快感の波が全身を渡って突き抜けた。ペニスは触れられることなくビクビクと脈打ち、ポタポタと腹の上に白い体液を零す。
 愉悦に浸っていると、休む間もなくふたたび抽挿されてペニスを扱かれた。
 ひどく辛い快楽を与えられても骨抜きで抵抗できない。
「やめてぇぇッ……らめぇ!……れ、ちゃう。…ゃッ…らぁ!」
 風呂で失禁したばかりだというのに、また膀胱が破裂しそうなほどの強い尿意が迫ってきて信じられない。腰が甘く疼いて無意識によじってしまう。全身の力が入らないのに、腰だけが淫靡にくねくねと動く。
「いいよ。出しちまえ」
「あッ、ぐッ……ぅう、うあアアァァァァァァ――ッ」
 心も体も殻を剥がされて、彼の何かが崩壊したように身体が求めるままに禁を解いた。開放感を伴う爽快な快楽と共に、勢いよく尿道口から無色透明な体液が噴出する。それはポタポタと音を立てて、ふたりの身体とシーツに降り注いできた。
「潮吹き出来たな。素質あるなあんた」
 青年は彼の体内からペニスを抜いて、膝を開いて仰臥したままの彼の上から射精した。放心して身動きも出来ずに精液を浴びる彼を満足そうに見つめて、口元にまで飛んだ飛沫を拭ってから、熱を放散し始めた身体を重ねた。
「腹弱いやつに中出しなんて真似、できないからな」
 熱い身体も、しっとりと汗に濡れた肌も、その気遣いも心地いい。
「好きって言えよ。そうしたら、おれがいつでも付き合ってやる」
 快楽の余韻に浸っている彼の目を覗き込んで甘く誘惑する。
「ハル。おまえ可愛いからな」
 愛しさを込めて名を呼ばれて、彼の感情は一気に花開いたように悦びに満たされた。
「ゆう……」
 呼び名を返すと、初めてのキスで言葉を塞がれた。
「――もう、やりたくねえの?」
 悪戯な笑顔が彼にとっては魅力的すぎる。答えを塞いだのは君だろう……と、照れくさい。
「す…き」
 戸惑いは消せないまま、恥じらいながら答える。
「今度……。おれのミルク、飲んでみるか?」
 悠馬は満悦そうに笑顔を見せて、悠翔に二度目のくちづけを贈った





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