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話が反れたが、一応言っておこう。



俺は、こんなテンションが好きだ。



もちろん、表情には出ていない、と言うか出さないように心がけているが。


テンションの高い腐男子が総受けという妄想をすれば、内心ニヤニヤしているし、
親衛隊隊長の一途片思いや、嫌われからの愛されなど、大好きだ。



やはり腐った人間なんだと実感する思いだが、
自己嫌悪に陥ったり、虚しくなるはずはない。


俺は腐男子と言うことに誇りを持っている。


他人に軽蔑されようと、馬鹿にされようとそれで腐男子をやめるなんて、
そんな中途半端にボーイズラブを愛しているつもりはない。



……軽くどうでもいいことを語ってしまった。

そこは自己嫌悪に陥っておこう。



自己嫌悪に陥ったまま手紙を持って家を出た。
もう文章を読みなおす力はない。
まして、


「………藍河」



………この状況で藍河と話す勇気も元気もない。




と、言うのに。
なんで家の前に立っているんだ、畜生(否、この畜生は藍河に向けた言葉ではない)。




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