【切手のない封書】










血のつながった家族にさえ執着しなかった自分が、初めて抱いた“執着”という感情。





両親が離婚を決めた日、俺は家を出た。
絵に描いたような家族の崩壊。



俺は、笑った。



そして、



両親が離婚を決めた日、俺は恋人に捨てられた。
昼ドラの弄ばれた女みたいに。



俺は、泣いた。



覚えているのは、あの人の熱。
ただ、それだけ。














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