とあるファーストフード店。貴方が座っている席の隣を見ると、若い四人組が談笑していた。よく見ればなんと美形揃い。興味本位で耳を傾けた貴方の耳に届いた彼らの会話は…?


マ○クでポテトMとドリンクをお供にゼミのレポートを見直してたら、隣にF4(だっけ?)並のイケメン達がやってきた。


○「ちょお、聞いて〜」

△「あ?何、どしたん?」

□「100円足りなくて、ビックマ☆ク出来なかった〜とか?」

×「うっわ、そんなならその100円俺によこせだし!」


100円欲しがる男のトレイには、バーガーだけ。


『あぁ、確かに欲しいわ、100円』


なにげ、俺はレポートに目を走らせつつイケメン達の会話をBGMにしてみる。


○「100円じゃねえし!!」

×「じゃあ何ヨ」

○「や、こないだぁ〜、2丁目でパーティーあるっつーから行ったワケ」

□「お前、好きだねぇ〜、2丁目」

○「で!ソコでさぁ、結構イイ感じになった奴がいて、付き合ってんだけど〜」

△「はァ?!お前、また彼氏かえたの?!」


『…ブッ!!…ちょっ、お兄サン達?!その会話、変!!!変だって!!!!』


当然ながら心の声に気付かない彼らは、会話真っ只中。
どうやら、出会っちゃった彼はその人で5人目の彼氏で相手の歳は30、やっぱイケメンらしい…。


『ユゲさんと、歳一緒じゃん』


○「…で!!ヤるのはいーんだけど、早いんだよ!イくの!!しかもさぁ、回復めっちゃ遅くて!!!」


『え…まだ30でしょ?だって、あいつ、こないだ抜かないで…三回…ガッツリしてたよ?その後、まだなにげに硬かったし…』


○「ンでさぁ、前戯短いし腰使うのとかめっちゃ下手なの!!ありえなくね?!」


『…うわ…俺、そういうの無理。指とか舌とかで、脳ミソ溶けそうなくらいにしてくれなきゃ嫌だ。腰は、まぁ、好みだけど…緩急されるとさ…』


×「つーか、お前、ンなオッサンと良く付き合うね」

△「ホントに」

□「やっぱさぁ、女がイイって〜」

○「ンだよ、慰めろよ!!やっぱ30越すとダメなんかねぇ、顔と身体と声はすんげイイんだけどなぁ〜」



……。


イケメンくん、残念、君は見る目と出会い運が無いんだよ。


『30歳でも顔も身体も声も性格もぜーんぶ最高な人、俺知ってるもんね!!誰にもレンタルしねぇけど』


すっかり氷が溶けて、薄くなったメロンソーダを飲み切る。


…さぁて、ガッコ行こ!


途中で、オッサンもイイよね(笑)ってユゲさんにメールしといてやろう。
レポート完璧なユウヤ様のメールは文才冴えてるんだぜ!!
















※○ックには、メロンソーダは無かった気がする作者です(笑)





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あきゅろす。
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