カイ「術師は特に、味方識別をするのが基本中の基本だけど」

ルーク「だけど？」

カ「ボク、やったことない」

セネル「………は？」

カ「やったことない」

ル「おい！！」

セ「だからときどき掠めたりしてたのか…？」

カ「当たったことないなんて、すごいと思わない？」

ル「当たってたら大惨事じゃねぇか！！」

カ「当たったことないからいいじゃん」

セ「ないから、だろ。もし当たってたらお前、どうするんだよ」

カ「さぁ？」

ル「ふっ…ざけんな！てめーは仲間をなんだと思ってんだよ！」

カ「アンタからそんな言葉が出るなんて…！」

セ「俺も同感だ…！」

ル「おい…」

カ「平気平気。当てないよう極力がんばるから」

ル「識別しろよ！」

カ「やだよ。つまんない」

ル「んなっ…！！」

セ「こいつの言動にいちいち反応すると疲れるだけだぜ」

カ「セネルったら、つれない！」

ル「でもこいつ、かなり腹立つ…！」

カ「ルークはからかい甲斐があって、大変よろしい！」

ル「ウゼェェェ！！！」

セ「アホらし…。俺は帰るからな」

カ「識別してないから気を付けてねっ」

ル「詠唱する暇なんて与えねぇよ！！」

セ「楽しそうだな」

ル「どこがだ！！！」

カ「ほ〜ら、イラプション！」

ル「あっちー！！」

ティア「うるさいわよ、あなたたち！！！」



fin...