ギルガリムよりこんにちは‐カイ+アウ



カイ「こんにちはーっと」

アウロラ「あぁ、カイはん。おこしやす。
ウィダーシン様なら、ちょうど出ていきはったところですえ」

カ「あ、そうなんだ。別にあいつに用があるわけじゃないから、どうでもいいんだけどね」

ガンゼル「用がないなら帰るんだな。ガキが鬱陶しいわ」

カ「相変わらず嫌味なやつ!あんたこそ、生かしてもらってるんだから、それに見合う成果出すよう努力したらどう?」

ガ「ゲゲッ…!次こそはヘマはせん!裏切り者のくせに生意気な…」

ア「ガンゼルはん。あんたはんはさっさとお力つけて、ウィダーシン様の手足になれるよう、きばっておくれやす」

ガ「ふん。それくらいわかっておるわ」

カ「次はないからね。せいぜいがんばるんだよ〜」




カ「ボク、やっぱりあいつキライ」

ア「ウチかておんなじえ」

カ「へぇ!そうは見えないけどなぁ」

ア「あん人は、自身の私利私欲のためだけに動いてはる。ウィダーシン様に助けてもろたことなんか忘れて」

カ「…やっぱあいつがすべてなんだね。アウロラにとって」

ア「ふふっ。嫉妬え?カイはんもえろぉかわいらしゅうことしはりますなぁ」

カ「ちがうよ!ただ…、ひとつだけを信じることができるなんて、すごいなぁーって」

ア「あんたはんはウィダーシン様を信じておりまへんの?」

カ「あいつは…信じる信じないとかじゃなくて、ボクの生きる理由だから」

ア「お熱いみたいで」

カ「茶化さないでよ!」

ア「えろぉすんまへんなぁ。
……カイはんが、なにを信じたいんかはウチにはわかりまへん。でもな、生きる理由こそ、信じたいものではありまへんえ?
なにが正しい間違いかは自分自身が決めることでっしゃろ?お仲間はんらが気掛かりでしたら、ウチらから放れて、ぬくい場所に戻りはったら?」

カ「……いじわる」

ア「ウチはカイはんのこと、好きえ」

カ「…ボクだって」

ア「ほんにかわいらしい人やね。ウチ、ウィダーシン様に逆らう気ないのに」

カ「あいつ、妬くかな」

ア「それは考えられへんくらい、妬きはりますえ」

カ「ははっ!楽しみだね!」

ア「ウチに被害が及ばんよぉ、やっておくれやす」

カ「うん!ボクにとってアウロラは、傷つけたくない大切な人だから!」

ア「そらそら嬉しゅうこと言うてくれはるんどすなぁ」

カ「へへっ。あ、それじゃ、帰るね!」

ア「ウィダーシン様には?」

カ「ボクが来たこと、言わなくていいから」

ア「へぇ」

カ「またね!」






fin...








‐‐‐‐‐
ダークサイド会話。
今まで書いてなかったなぁーと。

京都弁が難しい!
アウロラはカイのお姉さんみたいな、お母さんみたいな。
カイはアウロラの前でのみ、素直ないい子になります。

互いに親子愛な関係です。





back←→next
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!